「なんだこれ刺身ってここまでうまかったっけ」
「この白い身の刺身 白いやつ
すごい味がある 何これ!?」
「おーい語彙力 帰ってこーい」
入賞歴持ちの漫画家志望の女子大生・鈴ヶ森ちか(18)は連載目指してネームを描きまくるも、編集から全ボツ食らって煮詰まった。ここじゃないどこかに行きたくなったちかは入賞賞金100万円を資金に、ネームがボツるたびにTwitterのアンケートで行き先を決める気まま旅に出かける、非4コマの紀行もの。
福島は会津若松の東山温泉。1225段の階段を登って羽黒山湯上神社。
日本三景の一、宮城の松島海岸であなご丼とカキ串焼き。
友人と連れだって北陸富山の黒部宇奈月温泉で日本海&海の幸&温泉。
後輩と連れだって香川の高松でぶっかけうどんと八栗寺と高松城跡。
作品タイトルもそっち系ですが、読み味は「ゆるキャン△」の紀行版、登場人物のキャラよりも取材による紀行描写にやや重きを置いてる感じ。背景気合入ってるねというか、なんか「げんしけん」の背景の線思い出すな。
美しい景色観て美味しいもの食べて温泉入って、癒されるやら羨ましいやら。自分の地元に来てくれるとちょっと嬉しく、一粒で二度おいしそう。
(選書参考)
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