#AQM

I oppose and protest the Russian invasion of Ukraine.

#HUNTER×HUNTER 36巻 評論(ネタバレ注意)

引き続き暗黒大陸に向かう船旅の中でのカキン王国の王位継承戦。単行本では暗黒大陸編が始まった32巻も含めて5冊目、6年目。

相変わらず少年ジャンプとは思えないセリフの長さと量、休載の多さ、ひとえに過去のエピソード群の実績からくる期待、「冨樫だから」という理由で編集部からも読者からも待たれている漫画。

王位継承戦の風呂敷をまだ広げてる?段階で、現時点で読んでそんなカタルシスがあるもんではなく予想も不可能。書く事がないので登場勢力の整理をするけど、それぞれの勢力に個別の意志と能力を持った更に大量の重要人物が含まれ、複数のエピソードが絡み合いながら同時進行する。

●十二支んを中心としたハンター協会

 :ジンとパリストン脱退、レオリオとクラピカ加入、猿が裏切り者らしい

●ビヨンド・ネテロとその一味: 協会がビヨンド拘束中、ジンとパリストン加入

●カキン王: 王位継承戦を主催

●カキン王国軍

●カキンの14人の王子: 各自念獣付き、1名死亡済み

●王子達の各私設護衛団: クラピカ他、協会のハンター多数

●幻影旅団: 何人か死んでイルミとカルトが加わって現在10人

●カキン三大マフィア: それぞれ三王子と繋がり有り

●正体不明の連続殺人犯

●ヒソカ: 天空闘技場以降1コマも登場しないけど船に乗ってるらしい

●ゴン: 登場する気配もないけど一応主人公なので

彼ら全員に本当に出番はあるんだろうか。

まるで「自分はどれだけ複雑な話が描けるか」「読者はどこまでついてこれるか」実験しているか、読者を振り落としにかかってるか、作中でも軽く触れてるけどただ単に「デスノートっぽい漫画を描いてみたくなった」だけのようにも見える。

未だ全容が見えないので、作者が作家として円熟したのか衰えたのかすら、なんだかよくわからない。