「まおゆう」の商業版などラノベ表紙やゲームのキャラデザを数多く務めるイラストレーター・toi8の漫画。Wikipedia見たら代アニの出身なのね。
SFやファンタジーのオールカラーのショートショート、表紙・奥付・カバー裏まで入れてkindleで163ページ。
読むというか「観る」ですねコレ。人によっては「これは漫画じゃない」と言いそうな、画集にセリフつけたというか、中身もファンタジーやSFを題材にした詩に近い。
イラスト優先でフォントが一部イラストと同化して読みにくかったりと、漫画作品として読ませる気はなさそう。あとオールカラーとはいえ、最後の2編はモノクロ原稿に単色で色のせただけです。
予防線はこれくらいにして。
プロのイラストレーターさんだけあって、さすがの画力、画面構成、緻密さ、色彩感覚。女の子の絵も可愛いです。
ラフ画もけっこうあって、イラストレーター志望の人とか見たら勉強になんのかしら。
そうでもない非才の身では、お茶でも飲みながらのんびり眺めたい絵本。
漫画としては少々お高いkindle価格1,080円も、実質カラー画集で紙書籍版の定価が1,944円なこと考えると良心的なのかもしれない。