AQM

あ、今日読んだ漫画

漫画作家の伏線と回収のイメージ

※私は伏線を張って回収することが必ずしも作品の価値だとは思っておらず、あくまで個性だなぁという話です。

※メンツは、多くの作品が当話~次話で伏線を回収する中、私の好きな作家さんのうち比較的長いスパンで伏線回収するイメージの方です。いずれも大家で、打ち切りされない自信がないとできない芸当だなあ、と思います。

 

浦沢直樹


音を立てて思わせぶりでスタイリッシュな伏線を張るが、行間を読ませる雰囲気オチも多く、回収されたかどうかは人によって解釈がわかれる。

 

尾田栄一郎


音を立てて伏線を張るが、とにかく数が多く回収までの期間も長いので、ほとんどの読者が伏線を忘れている。ファンが多くたまに音のない画面の隅っこの小さな伏線が大発見される。数に対して回収率自体は高めで生真面目な性格が出ている。

 

冨樫義博


音を立てる伏線の他、音を立てずに張る伏線も多いが、回収も音を立てずにやるためほとんどの読者に伏線の存在自体に気づかれないことも多い。回収率は本人の興味・やる気に左右される印象。偏見かもしれない。

 

西森博之


音を立てる伏線の他、音を立てずに張る伏線も多いが、回収も音を立てずにやるためほとんどの読者に伏線の存在自体に気づかれないことも多い。計画的な作風で回収率は高い。

 

高橋留美子


音を立てて伏線を張るが、特に少年漫画のコメディ作品では予定調和的な拍子抜けオチやハッピーエンドオチが多い安定のるーみっくわーるど

 

あだち充


音を立てて伏線を張るが、まるで野球のストライクとボール、直球と変化球の配球のように虚実が入り混じり、7割方は肩透かしオチ。だが「現実はそんなにドラマチックではない」という奇妙なリアリティというか説得力がある。漫画なんだが。

 

永野護


本編中で音を立てて伏線を張る他、連載の扉絵や設定資料集、休載の間に作った映画など単行本派の知らないところで伏線を張るが、たまに開き直って張った伏線を「あれ、なし!」と宣言して力技でなかったことにする。

 

士郎正宗


本人的には音を立てて伏線を張っているつもりだが、どうせ読者に理解されないことも理解しており、欄外で自分で「この伏線は~」と解説を始める。