
動物たちと三頭身の小人(こびと)たちが互いに言葉を通じ合って、社会を形成して暮らす童話のような世界観で、一緒に暮らす2人の女の子を主人公にした日常もの。アニメ化済み。
童話やお伽話に喩えるには生活感がありすぎるけど、その生活感の醸し出す詩情。特に手慣れた料理と食べ物の描写は特筆もの。
今巻は、
・小鳥ライダーによる速達「騎鳥便」
・ミコチが食あたりで入院「町外れの診療所」
・ジャダとパジャマパーティ「雷鳴のお泊まり会」
・評判の店に並ぶミコチとコンジュ「行列の作法」
・センと一緒に山で遭難「大穴と山芋」
・久しぶりの好天で皆で洗濯「蜂蜜館の物干し」
・カリスマ料理人ミコチ伝説「農家と八百屋」
・キアンの一日「司書の喜び」
・一升瓶片手に街を放浪「弔いの酒」
・ハクミコの倹約生活「グラスと貯金」
1巻時点で完成されてると思ってたけど、今1巻と見比べると更に上手くなってんね。
きちんと働いてきちんと家事をしてきちんと料理してきちんと食べる。日常生活は思っている以上に知的で詩情に満ちたものなんだなー、と再確認させてくれる。
巻末には読者リクエストによるおまけイラスト、メイドさんハクメイに女子高生ミコチも。あら可愛らしい。