人間と魔族の百年戦争の終結から10年。
人間と魔族が共存する街、リンド・ヴルムで魔族医として診療所を営む人間の少年・グレンと、助手でツンデレのラミア(蛇女)・サーフェの、お医者さん日常もの。
1巻はおおよその世界観の紹介と、闘技場のケンタウロスの戦姫の不調の原因と対策、水路街のマーメイドの歌姫の呼吸器系の治療。
人魔が入り乱れる街の風光明媚で活気溢れる賑やかな描写と、各モンスターの生態に合わせて空想した症状と治療、あとご多分に漏れずモンスター娘たちにモテモテのグレンとヤキモチ焼きのサーフェのラブコメが肝でしょうか。メロウ水路街の「運河の下」の街の描写いいね。これぞファンタジー、ちょっとした観光気分。
作画の先生は初単行本とのことで、おめでとうございます。一見、何が起こってるかわかりにくくて見にくいウルサイ絵に見えて、キャラの喜怒哀楽が豪快に描かれてて、割とすぐ好きになりました。最初、間違ってエロ漫画買っちゃったかと思ったけどw
食を想像した「ダンジョン飯」以来の流れで、空想世界の「魔物と医療」を想像して膨らませた漫画。人魚の呼吸器系はそうなってて、人工呼吸はそうなるのか。
ちょっと続きが楽しみな。
aqm.hatenablog.jp