農家の子女の女子高生たちが「わな猟免許」を取得して田畑を荒らす害獣駆除に情熱を燃やす、女子高生×罠狩猟。
レッサー「山賊ダイアリー」の量産型JK漫画なのかしらん、と思いつつ読み始めたけど「山賊」が銃と罠を駆使したハントとグルメが中心で少し敷居と娯楽性が高いのに対して、「ガール」はより身近な罠に特化して農家の自衛というか、より鳥獣害対策目線でよく取材して語られて、思いのほか硬派な内容。
猿の群れの遠隔監視、接近をメール通知、監視カメラ付き遠隔罠とかICT活用事例も取り入れて、入門編として普通に勉強になる。
この子たち何処住みだったっけ…?と思って作品名でググったら大日本猟友会のWEBページで熱く紹介されてました。電子工作ブームの頃の「ハルロック」みたいねw結構意外なところでヒットしてそう。少子高齢化や過疎化による猟師の減少で、割と切実なテーマですよね。
今巻は天橋立観光も兼ねて親戚の枝豆収穫のお手伝い、畑を荒らす40頭の猿の群れと対決編。
後半は地元に戻って田んぼを荒らすイノシシと対決編。日常ものだと思ったら結構スリリング。
ノウハウ・雑学・うんちくを楽しむ系なので、恋愛要素とかは期待しないように。
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