「すでに客席全体が混乱している…!!
皆お芝居に集中できる状態じゃない…!!」
「たった一箇所の綻びが全壊に繋がる それが演劇よ」
舞台演劇編・劇団天球の「銀河鉄道の夜」、テンポよく早くも本番。
ある問題を抱えたまま本番を迎え、幕が上がる直前にその事実が発覚。
「深くまで潜りそして戻ってくる
人を映す鏡のような芝居」
「巌さんはだから景を連れてきたんだ」
「…ああ 私達を銀河鉄道に乗せるために」
くどすぎない葛藤、効果的な回想シーン、心理状態の変遷を糸を引くように美しく繋げる説得力のある台詞回し。20巻ぐらいやってきた漫画がやってるような内容、これ本当に5巻!?
毎回魅せ場を作る週刊連載の作話って、構成も歪になって作品によっては創作の足枷じゃないのかと思うこともあるけど、これに関しては完全に成功しちゃってる感じ。
この話でこの巻タイトルでこの表紙?と思ってたら終盤は彼が主役でした。
鬼才が集めた才能たちの群れに放り込まれた、顔がいいだけの事務所のゴリ押しと親の七光りの凡才。舞台の上で見せる生々しい逃げ。
んーんんんん…んー!ハンターもワートリも載ってないジャンプ本誌の購読を、この漫画のために再開するべきか…
aqm.hatenablog.jp