「本日未明 コルドナ社会主義共和国北西部より飛翔体が発射されたのを確認
飛翔体はミサイルと思われ現在 落下した海域に被害がないか確認中です。」
「な…なんでっ…なんで発射スイッチ押しちゃったんですかー!!!」
「いや…なんか…押したくなるようなボタンだったし…ダメだった…よね…?
あっ じゃあもうさあ
『間違ってボタンを押してミサイルを撃ってしまいました ごめんなさい』
って言おう?」
「素直だ!!」
ボタンあったら押したくなるよね。
安全保障上の緊張を孕み、世界から孤立する小さな社会主義国家。独裁者の急逝により、その座を世襲で継いだのは建国の革命家の孫娘(9歳)だった。
という、北朝鮮をモデルにした政治ギャグコメディ。
就任早々ミサイル誤発射、思いつき工場視察、公園にて大いなる慈愛、可愛くない国旗の変更、プロパガンダ歌謡&映画改革、初めての外交、世論調査、ギャルから学ぶ海外文化、お忍び視察。
独裁者の立場にあんま重圧とか感じてなくて、普通のちょっとワガママな八重歯で口半開きのお子様。猫大好き。側近が怒りすぎると泣く。お約束のようにトイレ掃除や草むしりなどの粛清を受ける党書記。
なにこれ可愛いんだけど。
(選書参考)
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