#AQM

I oppose and protest the Russian invasion of Ukraine.

僕が考えた #チェンソーマン のラスボス(ネタバレ注意)

この4連休に「アクタージュの単行本未収録分が読みたい!」と思って6,000円ぐらい払って週刊少年ジャンプの電子版を19号以降遡り買いして読んだら、チェンソーマンの展開がごっつエキサイティングだった上に、はてブで見かけたミスター・ヒストールのネタバレ考察サイトが更にエキサイティングだったので(ド考察系なのでネタバレ注意)、

tenfingers.hatenablog.com

テンション上がってチェンソーマンを1巻から読み返したら、自分も気になる点があったので拙いながら確認してみました。

 

チェンソーマンの時代設定は連載開始以来の謎である。

謎だった。2018年末開始の作品ながら、ずっと「作中は昭和~平成初期なのではないか」と言われてきた。

 

まずクルマが古い。

メインヒロインの1人「コベニカー」は、

f:id:AQM:20200923062756j:plain

「チェンソーマン」7巻89ページより(藤本タツキ/集英社)

ルパンⅢ世の愛車(「カリオストロの城」など)としても知られる、フィアット500の2代目モデル(1957 - 1977年)で、

ja.wikipedia.org

このクルマはまあ、ミニ・クーパーと並んでアニメ・漫画に頻出する由緒正しい車種なので、多少古くても「出てくることもあるかな」って感じだとしても、

 

古い。

f:id:AQM:20200923062146j:plain

「チェンソーマン」4巻151ページより(藤本タツキ/集英社)

 

高度経済成長期か。

f:id:AQM:20200923062720j:plain

「チェンソーマン」7巻55ページより(藤本タツキ/集英社)

 

とにかく古い。

f:id:AQM:20200923062453j:plain

「チェンソーマン」6巻70ページより(藤本タツキ/集英社)

横に木目調のパネル貼ったフェンダーミラーのステーションワゴンて。

日本でドアミラーが法律上解禁になったのは、輸入車が1977年、国産車が1983年である。

ja.wikipedia.org

 

他にも、

旧型チンチン電車。

f:id:AQM:20200923061511j:plain

「チェンソーマン」1巻153ページより(藤本タツキ/集英社)

 

初期型新幹線。

f:id:AQM:20200923061657j:plain

「チェンソーマン」2巻120ページより(藤本タツキ/集英社)

 

スマホもケータイもないので電話ボックス。

f:id:AQM:20200923062415j:plain

「チェンソーマン」5巻117ページより(藤本タツキ/集英社)

 

テレビは4:3のブラウン管。

f:id:AQM:20200923062619j:plain

「チェンソーマン」7巻13ページより(藤本タツキ/集英社)

 

拳銃は、ヤクザも

f:id:AQM:20200923061738j:plain

「チェンソーマン」3巻133ページより(藤本タツキ/集英社)

 

公安もみんなコルト・ガバメント(1911年〜)。

f:id:AQM:20200923062857j:plain

「チェンソーマン」8巻10ページより(藤本タツキ/集英社)

あの世界、銃規制がアレな世界なんでコルト社以外の銃器メーカーぶっ潰れたのかもしれない。

 

シネコンない。

f:id:AQM:20200923062356j:plain

「チェンソーマン」5巻105ページより(藤本タツキ/集英社)

 

コーラは250ml缶。

f:id:AQM:20200923062206j:plain

「チェンソーマン」4巻154ページより(藤本タツキ/集英社)

 

街にはアドバルーン。

f:id:AQM:20200923062839j:plain

「チェンソーマン」7巻127ページより(藤本タツキ/集英社)

 

ソ連が現役。

f:id:AQM:20200923062642j:plain

「チェンソーマン」7巻15ページより(藤本タツキ/集英社)

吉幾三の「♪おらこんな村いやだ〜」みたいなっとる。

 

まああんまり喋るとネタバレになるのでアレだけど、専門家の間では「年代は1970年代から1980年代、もしくは1990年代の可能性が高い」「悪魔とかいるから俺らの世界の20世紀と違う歴史を歩んでると思う」と言われてきた。

作者がアレなせいで専門家もフワッフワだった。

まあ基本的に古いものが残ってるのは実際の現実世界でも往々にしてある。

 

そんな中、明らかにおかしな会社がある。トヨタである。

 

1巻で出てくる救急車。

f:id:AQM:20200923061411j:plain

「チェンソーマン」1巻79ページより(藤本タツキ/集英社)

 

4巻で出てくる悪党のライトバン。

f:id:AQM:20200923061855j:plain

「チェンソーマン」4巻29ページより(藤本タツキ/集英社)

 

完全にバブルはじけてる。

どちらもフロントの形状、助手席のドアのラインや側面のラインのデザインから、2004年デビューのトヨタ・ハイエースの5代目(200系)、もしくはOEMのマツダのボンゴブローニィバンである。

www.carsensor.net

www.mazda.co.jp

 

1巻で背景の民家ににしれっと停まってる2016年発売のトヨタC-HR。

f:id:AQM:20200923061428j:plain

「チェンソーマン」1巻114ページより(藤本タツキ/集英社)

ja.wikipedia.org

 

発売時に「どこでもドアカラー(ピンク)」で話題になった14代目のトヨタクラウンは2012年〜2018年の生産。

f:id:AQM:20200923062535j:plain

「チェンソーマン」6巻171ページより(藤本タツキ/集英社)

ja.wikipedia.org

 

あんだけ背景のクルマ、旧車にこだわって、たぶん背景資料自体を70〜90年代を参考に描いてるはずの漫画で、トヨタだけオーパーツの未来のクルマ作ってんの絶対なんかおかしい。作者、絶対わざとやってると思う。

たぶんラスボスは銃の悪魔とかマキマとかじゃなくて、トヨタの悪魔とかだと思う。

トヨタ最高!トヨタ最高!イェイイェイ お前もトヨタ最高と叫びなさい!!

 

あとこれ初見で「スカイツリー建っとるやんけ!ラスボスか!!」って思ったんですけど、

f:id:AQM:20200923062814j:plain

「チェンソーマン」7巻110ページより(藤本タツキ/集英社)

 

並べてみたらやっぱ東京タワーだったわ。

f:id:AQM:20200923073110j:plain

 

画像はWikipediaから拝借しました。

ja.wikipedia.org

ja.wikipedia.org

 

一応、書いてからネタかぶってないか検索しました。

Twitterでちょっとトヨタネタかぶった方々、後からすみません。

他にも検索下手で見つけらんなかっただけで実はかぶってる方いたらすみません。

twitter.com

www.google.com

あとトヨタの人ごめんなさい。今はクルマ要らないんですけど、要るようになったらまたトヨタ車買います。

 

じゃあ、おわりです。

 

aqm.hatenablog.jp