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あ、今日読んだ漫画

#映画大好きカーナちゃん NYALLYWOOD STUDIOS SERIES 【完】 評論(ネタバレ注意)

好事家の間で評価が高い「映画大好きポンポさん」スピンオフ。本編はアニメ化する?した?んでしたっけか。

タイトルに「ポンポさん」の名前こそないものの「NYALLYWOOD STUDIOS SERIES」と記され、ポンポさんも引き続き登場、ポンポ節も健在で作劇を強力に牽引。

本作の主人公は「フランちゃん」のオーディション落選仲間だった女優の卵・カーナちゃん。大スターに出世したフランちゃんに置いていかれた気持ちでローテンションなカーナは、とあるSFオタクの男と行き合う。コンテンツの科学考証を生業とする男は、本格SF映画の製作を夢見て企画と脚本をしたためていた。その脚本はとても硬くて難しくて解りにくいものだった…

紆余曲折の山あり谷ありの展開だった過去作、特にトーク漫画からビルドゥングスロマンに変身したことが瓢箪から駒だった「フランちゃん」と比べてストーリー展開は比較的シンプルで、カーナちゃんとSF男がポンポさんの支援と薫陶を受けて大作SF映画を作るお話。

過去作でメインだったりチョイ役だったりしたあんな人やこんな人が主要登場人物として再登場の嬉しいおまけ付き。

ストーリーや展開のシンプルさを補うメイン武器の一つ目は、製作する映画のテーマが本格SFであること。SFとスペースオペラの違いから始まって、SF作品の難しさ、SF好きの陥る罠、それでもなおSF作品が持つ懐の深さと魅力がポンポさんのシビアながら映画愛に満ちた視線でこれでもかと語られます。

もう一つのメイン武器は、ヒロインの女優・カーナちゃん。過去作のナタリーやフランちゃんとはまた違ったちょい腹黒で小器用な彼女の成長と、彼女の独特の演技メソッド。ある意味「ガラスの仮面」「アクタージュ」全否定www

映画の見せ場と漫画の見せ場を重ね合わせてリソースを集中する手法も健在。ある意味おんなじこと繰り返してて読んでるこっちも「くるぞ」ってわかってんだけどなあ…どうにもジーンときてしまう。

ジーン繋がりで、本編「ポンポさん」も3作目が出るようです。奴が帰ってくるぜ。

 

 

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