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aqm.hatenablog.jp
島さんとトニカクカワイイはすごいと思う。
能書き
この記事の趣旨
チームレースのトップ10を参考に、プレイ環境の違いから手法の完コピは無理ながら、スタメン選びと育成を考えようというものです。
上級者の方にとっては割りと「知ってた速報!」な内容、初心者の方にとっては「参考にならん」という、「クラス6維持してるけどランク100載ったことない」俺得な記事です。
タウラス杯からの振り返り
タウラス杯は「特定コース条件で1着獲ったら勝ち」のシンプルな対人戦で、競技性の違いから相対的にスコア重視のチームレースの特徴をも浮き彫りにして、育成手法を考える上で非常に得るものの大きいイベントでした。
もともと育成はざっくり言うと
◆育成シナリオクリア
↓
◆高ランク育成
↓ ↓ ↓
◆因子狙い育成 ◆対人用育成 ◆ロマン育成
と、プレイ進度に応じて目的が細分化しつつ、効率的に複数の目的達成を兼ねる方向に伸びますが、それまでチームレースしかなかった「対人用育成」の枝が、タウラス杯で更に
◆チームレースでスコアを稼げる育成
と
◆特定コース・条件化で勝てる育成
分岐して解像度が上がりました。
タウラス杯攻略をもっともシャープに表現してバズってたエントリがこちら。
note.com
ゲームでメシ食ってる人の文章で、そのまま読むと上級者向けというか、無微課金や初心者にとってはシャープすぎるので、あんま真に受けて「こうしないと勝てない」と思い詰めたり心が折れたりする必要はないと思います。エッセンスだけ上手に拾いましょう。
プロゲーマーとかでない限り、ゲームで勝てなくてもメシは食えますし、
youtu.be
実況者などは負けた方が美味しい場合もあります。
それはそれとして
一息ついたので、分岐して対目的的な解像度がより上がったチームレースの方もちょっと見直そうか、という感じです。
今日付のランキングトップ10のスタメンを見てみて
・誰が強い(選ばれてる)のか
・なぜ強い(選ばれてる)のか
・どうやって育成しているのか
と、あとついでに
・そんなみんな「距離S」つけてますのん?
というのも見ていきたいと思います。
見る相手が超上級者ばかりでだいぶシャープなので、この記事も話半分で読んでください。
お願い
参照したランカーさん(名前は消してますが)に失礼に当たるようなコメントはご遠慮ください。
スコアを競う目的に最適化した成績優秀者の構成を見ていくので、トレンド・定石の幅がある程度狭かったり、タウラス杯とはそもそもの競技目的/ルールが異なることは、あらかじめご理解ください。
結論を端的に
・短距離はスピ賢さ補正/スピパワ補正キャラに、パワ18因子(orスタ9パワ9)に、スピ賢さ育成/スピパワ育成/ハイブリッド育成
・マイルもスピ賢さ補正/スピパワ補正キャラに、スタ18因子に、スピ賢さ育成/スピパワ育成
・中距離は多士済々ながら、タキオン・ブルボン・ナリブーが3強 スピスタ育成
・長距離はゴルシ1強、他はスタ補正20%勢 スピスタ育成
・ダートはオグリとファル子と、エルかタイキに、スタ18因子に、スピ賢さ育成/スピパワ育成
・距離S率はデメリットはないものの、継承が運任せなのに育成人数が多く手間がかかる分、12%とそんなに高くない
・スキル取得効率のよいヤエノムテキのピン差しが人気
・あとこの記事の内容と全然関係ないけど、ハイスコア出せた時の相手のランクと名前をメモっとくと、ものすごい確率を越えて再会したとき見逃さずに済みます 特に過疎時間帯
チームレースTOP10のトレンド
チームレースのランキングトップ10(ユーザ10人/ウマ娘150人)のデータです。
時間経過で順位も変わっていくし、同じチームでもスタメンも変わっていくので、5/25(火)昼休み時点のものです。
正直、SS撮ってる間にもちょっと変わっちゃってましたので、タイムラグで「10チームにゴルシが11人いる」とかも起こり得る(起こらなかったけど)ので、ざっくりで。
短距離
概況
Sランク以上率が56.6%、短距離S率が6.7%。
バクシン採用率100%
レアな逃げ適性・距離適性持ちということもありますが、短距離はパワー因子18(orスタ9パワ9)入れたスピ賢さSランク育成で育てたウマ娘で割りと勝てちゃうので、
というか下手したら現時点では最適解まであるので、スピ賢さ補正のバクシンは無駄がないですね。
トップ10のバクシンの7割がスピ賢さ育成、1割がスピパワ育成、2割がスピ賢さとスピパワのハイブリッド、という感じ。
サポカはキタサン、テイオー、ファイン、たづなの定番どころの他、ビコーペガサスやヤエノムテキも人気。
ビコーペガサスはタウラス杯で株が上がった1枚で、自分も知らなかったんですが完凸でトレ効果20%もあるんですね。スキルも短距離向けなんでさもありなん。
カレンチャン採用率90%
タマが少なかった短距離枠に満を持して、前目だけどバクシンと被らない先行で、スピ賢さ育成・スピパワ育成の両方と非常に好相性なスピパワ補正で、と。
タウラス杯的な観点ではスピパワ育成の方が戦闘力有るんじゃないかなと思いますが、高ランクのスコア補正が効くチムレでは賢さも伸ばしてSランク狙った方が、という感じ。
というかまあ、スピ賢さにヤエノムテキ入れたハイブリッド型が最新、な感じね。
マイルも上げて出れるレース増やしてスキルpt稼ぐのも忘れずに、と。
エアグルーヴ採用率50%
デフォ短距離適性持ちで同じ脚質「差し」持ちのキングヘイローを上回ってます。
理由その1、エアグルーヴは短距離CでAに比較的上げやすく、更に短距離Sを狙うならどっちみち赤因子で短距離入れたいのでハンデにならない。
理由その2、スピパワ補正でバクシンやカレンチャンと同じく強い高ランクを育成しやすい。
な感じかなと思います。
キングとエアグルが争うこの「短距離差し」枠は、両方とも育成シナリオで中距離GIの勝利が必要なので、完全な「パワ因子18・スピ賢さ育成」は少なく、何か1枚削ってパワーサポカやスタミナにリソースを割いているハイブリッド型がほとんどです。
失敗例
私がパワ因子18・スピ賢さ育成で育てたカレンチャンですが、なんぼなんでもスタミナ少なすぎて勝てない上に、SSが3つもあるのにSランクに届かない、いい所なしのウルトラハリボテになってしまいました。
スタミナ大事!
その他
エアグルと席を争う短距離A持ちのキングヘイローを除いて、下位のタイキシャトル、マルゼンスキーともに「前目で勝負する」「スピ賢さ補正」なのは共通しています。
注意事項
スピ賢さ育成は初期に「文武両道デッキ」と呼ばれ、その後「即成栽培の代名詞」の一つ、いわゆる「ハリボテ」と呼ばれた育成法の一つです。
ハリボテだったものを一周回って上位層のサポカ(パワサポ)パワーと因子パワーで文字どおり力ずくでパワーをA〜SSに持っていくもので、パワー不足だとただのハリボテに逆戻りしかねないので、注意して扱ってください。
マイル
概況
Sランク以上率が53.3%、マイルS率が16.7%。
ウオッカ採用率90%
同時採用が5チームもいますが、同じスピパワ補正のグラスワンダーの倍近く採用されてます。補正値「スピ<パワ」の方が「スピ>パワ」より育てやすいせいかな。
基本、因子スタ18を差したスピパワ育成ですが、
人によって賢さの枚数が0〜2枚とまちまちでスピパワ育成とスピ賢さ育成の間の匙加減、という感じ。
因子パワ18にして、パワーの代わりにクリークを入れる人も中にはいます。
マルゼンスキー採用率90%
固有スキルが強いし、距離適性が素直にAで育成シナリオもそんなに厳しくない、ってのもあるんですけど、マイル逃げ枠のライバルのスズカもダスカも補正がスピ根性なんですよね。
スピ賢さ補正だったマルゼンが補正位置のその僅かな差で9割も選ばれてる感じ。
育成はウオッカと同じく、スピ賢さ育成、スピパワ育成、及びその中間。
因子の差し方は、サポカ構成によって結構バラバラだねえ。
その他
スピパワ補正のウオッカとグラスかエアグルで、先行・差しを2枠。逃げにマルゼン。
という感じで、その他が割りを食ってます。
スズカ:根性補正 先頭キープ保証が前提のスキル構成で扱いが非常に難しい
タイキ:ウオッカ/グラス(orエアグル)と先行がカブる ダートで使いたい
なお、スピパワ補正で固有も強力なオグリは本来はスタメン大本命なんですが、ダートで採用率100%なので、というチムレらしい理由で、ここには1人もいません。
中距離
記事書くの飽きて疲れてきた。がんばるぞ!
概況
Sランク以上率が46.7%、中距離S率が10.0%。
多士済々
全カテゴリ中で最多の11種のウマ娘がエントリー。
反面、短距離・マイルで猛威を振るったスピパワ補正勢がおらず、スピ賢さ補正もエルが2人だけです。というか、あっちであれだけ使われたらこっちで使えるわけない。
アグネスタキオン採用率60%
意外に思う人もいるかもしれませんが、アグネスタキオンはもともと一部では「チームレースの対戦相手候補のエースにタキオンがいたら避ける」と言われるぐらい強いです。
らしいです。自分はあんま使ってないのでわかってませんが。
スピ根性補正ながら、3人しかいない回復固有スキル持ち、かつ、3人しかいない「独占力」持ちで、特異点のようなウマ娘。
タウラス杯でもスタミナCの割りに脅威の勝率のタキオンを何回か見ました。
大体スタミナB〜Aですが、極端な例でいうと、
これはチムレ4位の人のタキオン。マジかよ。
ミホノブルボン&ナリタブライアン採用率50%
この辺から「スタ補正20%にパワ因子18差してスピスタ育成」が主流っぽい。
それぞれパワ補正10%、スピ補正10%の2人が採用率上位に。
その他
中距離のタウラス杯で猛威を振るったゴルシがいませんが、長距離で採用率100%だからです。
その他はタイシンが追込枠でゴルシと距離で棲み分けかな?ぐらいで、育てようで割りとなんでも走ってる感じ。
あと、この辺からクリーク必須に。
長距離
概況
Sランク以上率が46.7%、長距離S率が16.7%。
ゴールドシップ採用率100%
ゴルシが強いのか追込が強いのか。
パワー大事かなと思ったら、意外と「スピ>スタ>パワ」パラが多い。
パワ18因子にたづな・スピ3・スタ2が多い。
その他
表にして並べてみるとよくわかりますが、特異点アグネスタキオン1人を除いて他の29人は全員、スタ補正20%です。
ダート
概況
Sランク以上率が33.3%、マイルS率が10.0%。
トップクラスのダートはこの4人で回ってます。
オグリキャップ&スマートファルコン採用率100%
貴重なダート適性持ちで、逃げ&先行or差しで、スピパワ補正なので。
むしろ他に誰を使うんだよというレベル。
マイルよりパワーが必要との判断か、スピ賢さ育成よりもスピパワ育成の比率が高め。
奇遇にも2人とも地方競馬に縁があって「アイドル」絡みのイメージ。
ちなみにオグリは10人全員が差しです。
タイキとエルで3枠目を争いマース
2人ともスピ賢さ補正で、奇遇にもデース口調デース!
この枠は補正のせいか、オグリ&ファル子と比べてスピ賢さ育成の比率が高いデース。
根拠SS
記事や表の根拠にした、チームレースランキングトップ10のチームをカテゴリごと・順位順に並べてます。
特に読み飛ばしても構いませんが、個別に見ると表で拾ってない「作戦」が見れたり。
実は1位の人が「先行ダブり」「マイルにスズカ&タイシン採用」などちょこちょこトレンドに反した、というか新しいトレンドを生み出すような試みをしてて面白い。
短距離
先行ダブり。
マイル
スズカ&タイシン採用。
中距離
長距離
ダート
サムネ用画像
マイル用のタイシン作りたい。