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#だもんで豊橋が好きって言っとるじゃん! 3巻 評論(ネタバレ注意)

両親の離婚で母と一緒に、高校入学を機に豊橋に越してきた国元ほのか。馴染めずにいたところボランティア部の吉田ちぎりに勧誘され入部。安曇潤との3人部活に、名古屋出身のクラスメイト矢越奈々を加えて、ディープな豊橋カルチャーに染まっていく。

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「だもんで豊橋が好きって言っとるじゃん!」3巻より(佐野妙/竹書房)

というザ・ご当地なほのぼの4コマ。作者は豊橋生まれの豊橋育ちの豊橋在住だそうです。グルメと歴史と地域間の意地の張り合いが楽しい、ザ・ご当地漫画。

「ご当地+美少女」というのも、もはやある種の様式というかジャンル化された感はありますけど、作品ごとに比重の軽重はあって、なにかというとネタを「ご当地中心」でいくか、「キャラ中心」でいくか、という。ネタの6割ぐらいはご当地関係ない「ご当地+美少女漫画」もあったりします。要は「ごちうさ」のご当地版とでもいうか。

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「だもんで豊橋が好きって言っとるじゃん!」3巻より(佐野妙/竹書房)

顧みてこの作品は、業界ナンバーワンを名乗ってもいいんじゃないかというぐらい、執拗に全ての回、全てのネタに豊橋ネタをブッ込もうとしてきます。体育祭回ぐらい豊橋ネタなくてもバチ当たんねえのにw

どっちが良い悪い、どっちが上か下か、ではなくて、結果その作品が面白ければどっちもアリだと自分は思います。

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「だもんで豊橋が好きって言っとるじゃん!」3巻より(佐野妙/竹書房)

社会の授業か?

あるあるネタから地理・歴史・名産と、ちょっと学研あたりが出しそうな社会科の郷土史漫画か観光PR漫画めいてきてるというか、これ豊橋市から助成金もらってもいんじゃねえか感はありますけどw

豊橋、残念ながら自分の人生で行ったことは一度もないんですけど、この漫画を読んで蓄えた行ったこともない土地の雑学を、どうしたものか。

明日会社で同僚に突然、

「知ってる? "べっぴん"って言葉は豊橋のウナギ屋が語源なんだよ!」

つったらたぶんびっくりされるだろうなあ…

一度機会を作って豊橋行ってみるか、と思いつつ、ご当地漫画の聖地巡礼って本末転倒がもう半周回って正しいムーブだな、と。

それにしても、東海地方のご当地漫画って、

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「だもんで豊橋が好きって言っとるじゃん!」3巻より(佐野妙/竹書房)

常に家康公の所有権をめぐって係争してんなw

 

 

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