

記憶喪失ながら、一年戦争のジオンの超エース、ジョニー・ライデンではないかと強く疑われる主人公・レッドを軸に、ザビ家の遺産技術を巡って各陣営が入り乱れる宇宙世紀ものスピンオフ。時系列的には「ZZ」と「逆シャア」の間。

「機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還」22巻より(Ark Performance/KADOKAWA)
正史キャラもちょいちょい登場、近巻では「シャアの反乱」に向け暗躍中のシャアが大暴れ。「Twilight AXIS」主役2人も準レギュラー出演。
ガンダム世界の設定の矛盾にうるさいサンライズからお任せされてる感。
ザビ家の遺した兵器を巡る、地球連邦内のFSS(≒旧キマイラ)、ゴップ議長派、シャアのネオジオンの三つ巴の争い。

「機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還」22巻より(Ark Performance/KADOKAWA)
話の縦軸としては一年戦争終結直前にジオン公国「キマイラ隊」に何が起こったか、と、記憶喪失の主人公・レッド・ウェイラインはあのジョニー・ライデンなのか、の2つの謎が軸で、更に地球もコロニーも滅ぼすことが可能な「ザビ家の復讐装置」と呼ばれる兵器の争奪戦が軸。
なんですけど。

「機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還」22巻より(Ark Performance/KADOKAWA)
「ザビ家の復讐装置」を積みア・バオア・クーを無人で自動航行する旧ジオン艦「ミナレット」を巡る、おそらくこの作品の最終決戦に当たるエピソードになると思いますが、その最終決戦の前段階、各陣営の動向をじっくりたっぷりねっとりやりまして、ようやく、ようやく、出撃。
他の陣営に先んじてミナレットにたどり着いたジョニーがそこで見たもの、そしてキマイラ残党で道先案内人のジャコビアスが語る、一年戦争が終結したあの日、キマイラ隊に起こった出来事。

「機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還」22巻より(Ark Performance/KADOKAWA)
ということで、今巻の見所はようやくお披露目されたミナレットの全貌と、回想シーンがメインの回。
正直、まだ何も起こっておらず、まだ何も明かされてないので、「待て次巻!」以外言えることが何もないです。

「機動戦士ガンダム MSV-R ジョニー・ライデンの帰還」22巻より(Ark Performance/KADOKAWA)
絵と描写のディティールが細密で見応えがあるので、それでもモたせちゃうのはさすがですけどもw
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