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#明日ちゃんのセーラー服 9巻 評論(ネタバレ注意)

学年に1人しか児童がいないド田舎の小学校で育った運動神経抜群で天真爛漫な美少女・明日小路(あけびこみち)が、田舎の私立の名門中学に入学して友達を少しずつ増やしながら過ごす日常をフェティッシュに。

前々巻までで夏休み編が終わって前巻で新学期編と、日常っぽく。

と思ったら今巻いきなり番外編から。つってもこの漫画なにがどう番外編なのかよくわからんw

番外編の狂言回しはミュージシャンワナビーのクラスメイト。

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「明日ちゃんのセーラー服」9巻より(博/集英社)

わっ、このクラス、というかこの漫画に「普通の人」がいる! わかるぅー!!

進学してクラスに小路みたいな人いたらビビりますよね普通。

あんまりにも持って生まれたものが違うというか。

だからって、

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「明日ちゃんのセーラー服」9巻より(博/集英社)

「才能が話しかけてきた」はひどいw 人間! 人間ですよー!!

あーあーあーあーあー。

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「明日ちゃんのセーラー服」9巻より(博/集英社)

ってちょっとwwwどういうことwww え、この、あの、どうすんのコレw

演劇部の部長はなんだか「ウマ娘」のアグネスタキオンみたいれすね。常時ジト目(?)で可愛い。

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「明日ちゃんのセーラー服」9巻より(博/集英社)

美少女がいっぱい出てくる漫画はいっぱいあって、身長の描き分けまではまあ誰でも描きますけど、体型の描き分けまでをここまで能動的にやる漫画はなかなか珍しい。

という画力をベースに、顔の描き分けや性格の造形にも幅というか奥行きというか、まあなんというか見てて楽しい感じにバリエーションに富んでるんですけど、良素材を水から煮て軽く塩振っただけみたいな超薄味で淡白な展開は相変わらず。

ストーリーというより絵を使った詩を書いてるというか、見た目の美しさと素材の味を楽しんでください、というコンセプトが最初からハッキリしてる作品なんでもう慣れましたけど、日常ものっちゃ日常ものなんですけど、他の作家がやったら「話考えてる途中だったけど締め切りが来たのでペン入れして載せた」みたいに思われそうな日常ものでなんかすげえなw

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「明日ちゃんのセーラー服」9巻より(博/集英社)

いや、可愛いけどもさw

こんだけ描けるしこんだけ描いてるのにこんなにも描かないってなんかすごいというか、次の本番の連載のための練習を一流誌のヤンジャンブランドでやっているのを読まされているような、おかしな感覚になります。

ただ単にこのままヤンジャン本誌に持ってけないから「となりの〜」で好きにやらしてるだけなのかな。

もしかしてこれこのまま100巻とかいくやつです?

 

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