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#であいもん 13巻 評論(ネタバレ注意)

京都の老舗の和菓子屋の実家にバンドの夢を諦めて?帰ってきた跡継ぎ息子・和(なごむ)と、実家が事情あって預かってる小学生の女の子・一果(いつか)を軸にした和菓子屋さんの日常もの。

元カノや片想いの女子高生や隠れ女装男子と「ハーレムものかよオイ」といいたくなる脇役たちに負けないツンデレ小学生のヒロイン力。こないだ中学生になりました。

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「であいもん」13巻(浅野りん/KADOKAWA)

かんわいい。

和菓子+父娘もの+職人+京都の四季+ラブコメ少々という感じ。

4月からTVアニメが始まって、うちのブログもgoogle検索経由で「であいもん」の記事へのPVが増加傾向で、「アニメ見て原作に興味持つ人、やっぱ多いんだなあ」という。

自分もアニメ1話を観ましたけど、なかなか良いアニメ化。原作の近巻のイメージで想像してたより少し騒がしい感じでしたけど、逆に忠実にアニメ化したら特に序盤は少々騒がしいぐらいが正解かもしらんね。

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「であいもん」13巻(浅野りん/KADOKAWA)

原作の方は作品の縦軸だった一果の父親の謎や一果の身の振り方も一件落着しまして、現在は平穏な日常モード。

大きなテーマは消化しましたが、作品コンセプトからしても元々「平穏な日常モード」がふさわしい漫画だったので、各エピソードに集中できてむしろ味わいが深くなったように感じます。

今巻は京都の夏。

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「であいもん」13巻(浅野りん/KADOKAWA)

宵山(祇園祭)、お中元、夏休みのプール開放日の出来事、夏休みの茶道部活動、八朔の日の親父の寄り合い。

前述の通り、ヒロインが可愛らしいんですけど、それに頼るでもなく、おっさんしか出てこないエピソードでもしみじみ読ませます。

前にも書いた異世代間交流の温かさもそうなんですけど、今巻は継がれていく時間が持つ縁、というか。

「実家を継ぐ」「家業を継ぐ」というのは、ネットで語られるときは何かとネガティブな出来事と結びついて語られることが多いんですけど、八朔の日を舞台にしたエピソード「朱夏朔日」なんかは、

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「であいもん」13巻(浅野りん/KADOKAWA)

同じ土地で家業を継いだ者同士で長い時間をかけて紡がれる縁と思い出の美しさ、自分からは縁遠い世界で、少々羨ましくなりますね。

 

 

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