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#魔都精兵のスレイブ 13巻 評論(ネタバレ注意)

各地に突如出現した門の先に広がる魔都。人を襲う鬼が巣食い脅威となっていた。政府は能力者の女性で構成される「魔防隊」を組織し鬼に対抗。

男子高校生・優希は帰宅中に魔都に迷い込んだところを魔防隊七番組組長・京香に救われる。彼女の能力は生命体の潜在願望を叶える義務と引き換えに奴隷として使役・強化し戦わせる能力だった。

『魔都精兵のスレイブ』13巻より(タカヒロ/竹村洋平/集英社)

平たく言うとバトルでこき使われる代わりに勝ったらエッチなご褒美な感じだった。

和月のバトル絵、GS美神の設定とキャラ、ハーレムギャルゲー要素、ジャンプのバトル漫画の定番展開、という感じ。あと乳首!

美少女ばかりの魔防隊に10人ぐらい美少女な組長たちがいまして、使役主によって戦闘フォームを変える便利下僕ファイターな主人公が、順々に彼女たちに貸し出されて共闘しエッチなご褒美をしてもらう、というギャルゲーともエロゲーともつかぬ建て付けで、一巡したらラストバトルになるんかな。

『魔都精兵のスレイブ』13巻より(タカヒロ/竹村洋平/集英社)

表紙の黒髪美女が魔防隊の組長たちを束ねる、『ハンター』でいうところのネテロ会長ポジションの総組長、美女・傲慢・人類最強と三拍子揃って総理大臣にすら頭を下げさせる女・山城恋。

神の能力すら無効化する人類最強の魔防隊総隊長・山城恋は、優希を前回使役した際、身体の自由さえも奪うエッチなご褒美の「強制力」に屈したことを根に持ち、優希にリベンジする機会を伺っていた!

『魔都精兵のスレイブ』13巻より(タカヒロ/竹村洋平/集英社)

再び京香から借り受けて使役する優希のみを伴って敵の拠点に乗り込んだ恋は、「神」を軽く撃退!

その「ご褒美」タイム、前回「ご褒美」で自分を屈服させた優希を屈服させるべく、恋は優希の「ご褒美」能力破りに自信満々だった!

『魔都精兵のスレイブ』13巻より(タカヒロ/竹村洋平/集英社)

ということで、作中最強キャラ・山城恋に二度目のスポット。

長い前フリ、全部フラグでしょw

「強く偉く凛々しく美しい色んな女を、屈服させて乱れさせて恥ずかしがってるエッチで可愛い姿を見てみたい」

という、下衆極まりない男の願望を体現した作品なので、いきおい当番ヒロインが偉くて強くて美しいほど下衆いカタルシスが燃える構造。

自然、作中最強で一番偉くて性格も傲慢な山城恋が、人気も出番もメインヒロインを差し置いて一番美味しいヒロインになっちゃうというね。

『魔都精兵のスレイブ』13巻より(タカヒロ/竹村洋平/集英社)

主人公補正能力には勝てなかったよ…

メインヒロインの京香がデザインも人格も良くも悪くも「プレーン」な分、王道クール系デザインに人格も能力もぶっ壊れてる恋が完全にメインヒロインを食っちまってますよね、というw

作品ルールにおいてその強さ・美しさ・偉さが災いしてしまって、

『魔都精兵のスレイブ』13巻より(タカヒロ/竹村洋平/集英社)

もはやコメディキャラだろお前wwwノリノリで持ってきた骨を噛み締めてんじゃないよwww

巻の後半はほぼ新キャラ相当の3番隊隊長にスポット。

と思ったら意外な展開。

読んでてちょっとドン引きするぐらいサプライズというかショッキングで可哀想な展開ですけど、終わってねえよな? 大丈夫だよな?

 

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