更正不可能な凶悪犯(元含む)を拉致って生きたまま解体して臓器売買ルートに売りさばくグループの、解体手術の天才の女子高生が主人公。読んでるとMPがガリガリ削れるグロくてハードでボイルドなサスペンス。一体バラして売りさばいて4千万。
絵も話もエゲツなくて高橋ツトムっぽい雰囲気、お弟子さんかしら。
20年前の大規模売春組織疑惑、3年前の病院放火事件、移植手術を行う闇医者、恩人を探すヒロイン、事件を追う元刑事の探偵。
を縦軸に、デスノートっぽい大病院のボンボン、商売敵の中国系の臓器供給組織、女刑事、フリージャーナリスト、中国の工作員、ヒロインの元の心臓の行方と今の心臓の出どころ、二重スパイ、警察幹部、人民解放軍、再生医療、アメリカ、模倣犯、カルト宗教団体、等々。
今巻はヒロインの心臓の正体が明かされつつ、リュウ、林先生、加藤など当初からの登場人物に焦点が回帰する、割とヒロインお休み回。
5巻くらいで終わる話かと思ったらどんどんスケールがでかくなった話も、未回収の伏線の数も減ってきて、そろそろ折り返して風呂敷畳み始める頃合いなんかな。