#AQM

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#いぬやしき 1〜2巻 評論(ネタバレ注意)

読んだことなかったところに1〜2巻が0円セールなので。「GANTZ」「GIGANT」の奥浩哉の前作。10巻で完結。

妻と子供二人の冷めた家庭で暮らす、老人同然の老け顔の冴えないサラリーマン、犬屋敷壱郎(58)。胃ガンで余命3ヶ月の宣告を受け、家族に言い出せずに深夜に犬の散歩で訪れた公園で居合わせた「もう1人」の少年とともに宇宙船?の墜落事故に巻き込まれて死亡。

事故の隠蔽を図る宇宙人?は2人をあり合わせのパーツで戦闘サイボーグに改造し地球を去って行った。惑星を滅ぼすレベルの力を手に入れた犬屋敷は新しい体に適応しながら、ひっそりと人助けをする道を選ぶ。一方、「もう1人」の少年、獅子神は手に入れた力で勧善懲悪に留まらず快楽殺人を行っていく。

という不条理SF。日常に不条理要素をブッ込んでその波紋を楽しむというスタイルは前々作・現作と共通。

勧善懲悪で人助けしつつ、犬屋敷と獅子神の対決に収束していく感じかしらん。

放り込んだ大きな一つの嘘以外のリアリティと、話全体の大きな軸よりは局面局面の見せ場と「この先どうなるの」で引っ張る力はさすがの一言。

ラストの評判だけ先に読んじゃってんだけど、どうしようかな。

 

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