「いぬやしき」の奥浩哉の現作。「GANTZ」で開眼した感がありますね。
パッとしないAV女優・パピコと、彼女のファンで映画監督志望の高校生・横山田のボーイミーツガールに、未来からやってきて車に轢かれて死んだ？変なおっさんの未来ガジェットと、ユーザーから世紀末っぽいお願い集めて投票する謎のサイト「ETE（enjoy the end）」が絡む不条理SF。
日常に非日常の不条理ぶっこむの上手い作家さん。ぶっ壊された日常でそれでもスマホで写真を撮り続ける人々が生々しい。
続きを読まずにはいられないパワーは相変わらずのアミューズメント漫画。
作者の人そこまで考えてないと思うよ・オブ・ザ・イヤー、「GANTZ」「いぬやしき」と終盤の風呂敷の畳み方に毎回賛否両論で、ドキドキワクワクするもんのすごいシーンをバンバン描きたいんだけど何故もんのすごいシーンが発生したかについてはあんまり興味がない作者さんなので、もんのすごいシーンをただただドキドキワクワクして読めない、重厚な世界観とか考証し甲斐とかを求める読者さんは一切触らない方がいいと思う。
こんなん読まされて3巻読まないわけにいかない。マジどーなるんだこの漫画ｗ
