



芸能界からの追放同然に大都芸能との契約も解除、何もかも失って劇団つきかげの仲間たちの元に帰ってきたマヤ。
月影先生は考えがあって劇団の練習の参加を禁止。復帰した高校でも演劇部からは入部拒否。
名声も仕事も失い母親を亡くし演技への情熱も失いかけて、前巻最後で速水の計らいと亜弓の「まってるわよ」の一言で「それでも芝居がしたい」と自覚したマヤの、河原で近所の子供達相手にパントマイム当てっこから始まる復活劇。
ガラクタだらけの体育倉庫を舞台にした学園祭のパントマイム重視の一人芝居「女海賊ビアンカ」、好評につき再演、第二弾「通り雨」。演劇部に認められて客演「わが作品No707いとしのオランピア」お手伝いロボット役。
自信を取り戻すも、期せずして亜弓も一人芝居「ジュリエット」、アカデミー芸術大賞を最年少受賞。
観劇して自分とのあまりの差に絶望、更に月影先生の前での「ジュリエット」再現試演を亜弓に見られてマヤ恥ずか死。
高校卒業。月影先生が「紅天女」後継者に出した条件とは。
どん底から再出発ですけど身一つの実力の世界、プロがアマに混じって無双状態。後半暗かった「華やかな迷路」よりだいぶポジティブで読んでて楽しい。
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