#AQM

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#水曜日のシネマ 3巻 評論(ネタバレ注意)

「…店長はもう映画撮らないんですか?」

「…俺くらいの年齢になるとさ」

レンタルビデオ屋、映画マニアばかりの職場で独り、映画鑑賞歴ほぼゼロで劣等感抱えた大学入りたてバイト始めたての女の子・奈緒(18)。

毎週水曜の仕事後に控え室で一緒にお勧め映画観てくれる、映画大好き無精ひげ店長42歳独身を好きになる、「恋は雨上がりのように」の映画好き版。

今巻に登場する作品は「リング」、「BTTF3」、「ラヂオの時間」、架空の映画「科戸の風」。
ちょうど先日、未視聴だった「カメラを止めるな!」をTV放映で初めて観て、御多分に洩れず自分も「ラヂオの時間」を思い出していました。

「恋は雨上がり〜」も途中までしか読んでないんです。GWあたりに続巻買って読もう。擬似親子以外で「若い女の子がおっさんに惚れる話」をまじめに描いていくと、普遍的にこうなるもんなんでしょうか。

一度おっさんに告って、フラれ、ギクシャクして、「お友達」からの再出発の巻。

宙ぶらりんなままの夢の苦さと、「もう映画撮らないんですか?」と訊いてしまえる若さとの、残酷なコントラスト。

良い悪いではなく、断絶でもあり、異世代間コミュニケーションの醍醐味でもあり。

 

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