#AQM

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#夢で見たあの子のために 4巻 評論(ネタバレ注意)

「僕だけがいない街」作者の現作。過去の凄惨な殺人事件の犯人を追う、ちょっとハードボイルドなザ・王道のサスペンス・ミステリー。

主人公は、幼少期に自宅で何者かに両親を惨殺された男子高校生・中條千里。行方不明となった双子の兄・一登と五感の一部を不完全に共有する特殊能力持ち。

児童養護施設から祖父母に引き取られた後も、右腕に傷を持つ男・家族を殺した「火の男」への敵討ちを目的に、チンピラと組んで「奪り返し屋」の狂言で金を集める。同じく「火の男」を追う「金貸し」を名乗る組織。千里を心配する養護施設の幼馴染の少女・恵南。

一登は生きていて、どうも「火の男」と組んで殺し屋家業を営んでるっぽい。千里と恵南と同じ養護施設出身、父の仇の「火の男」殺害を目論む胡散臭い若手刑事が登場、千里に共闘を申し込む。その変な柄のスーツどこで売ってんの。一登に誘われるように、残された手がかりを頼りに「火の男」と一登を追う千里。「火の男」と千里の両親の関係とは。

一登の目的はなんでしょうね。定番は「俺を止めてくれ」ってなもんですが。

ずっと容貌が伏せられてきた「火の男」と一登が、最後に割とあっさり出てきて、接触間近ってことなんかな。

 

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