#AQM

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#夢で見たあの子のために 3巻 評論(ネタバレ注意)

「僕だけがいない街」作者の現作。過去の凄惨な殺人事件の犯人を追うサスペンス。

主人公は、幼少期に自宅で何者かに両親を惨殺された男子高校生・中條千里。行方不明となった双子の兄・一登と五感の一部を不完全に共有する特殊能力持ち。

児童養護施設から祖父母に引き取られた後も、右腕に傷を持つ男・家族を殺した「火の男」への敵討ちを目的に、チンピラと組んで「奪り返し屋」の狂言で金を集める。同じく「火の男」を追う、「金貸し」を名乗る組織。千里を心配する養護施設の幼馴染の少女・恵南。

前巻ラストで13年ぶりに一登の視界を「視」て、一登の生存を確信する千里。視界の現場に行ってみると「金貸し」の事務所が襲われた強盗殺人の現場跡、警察と金貸しが追う、「三ツ目」と呼ばれる若い殺し屋、残された「A」のカードの意味とは。

前巻最後で千里が一登の視界を視てから、急アクセルで話が動き出した感じ。殺し屋て。

まだまだ風呂敷広げてる段階。両親はなぜ殺されたのか。火の男の正体は。一登が火の男と一緒にいるのはなぜか。「金貸し」の正体の目的は。一登を追う警察の目的は。

当分は視えた情報を手がかりに一登を追いかける展開になるのかな。次巻、早よ。

 

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