「このさい やつらの愛国心を利用して
今の権力者たちを一掃させてはいかがでしょう?」
「完全に徹底的にね」
「そこへあなたが乗りこんでやつらを追い払い権力を握るんです」
「独裁者ヤン・ウェンリーとして」
田中芳樹の伝説的なスペースオペラ小説を「封神演義」の藤崎竜がコミカライズ。
封神演義のあたりから藤崎竜は人物に結構極端なデフォルメ入れてきてフジリュー封神演義の世界観にマッチしてたんですが、銀英伝も近いノリで描かれると読んでて絵が上手いんだか下手なんだかよくわからなくなってきますね。
原作2巻の帝国と同盟のそれぞれの内乱、今巻は同盟編の最終盤。薔薇の騎士連隊による惑星シャンプール攻略、ハイネセン記念スタジアムの虐殺、暗殺者バグダッシュ、"アルテミスの首飾り"攻略、そして。
少ないページながらルドルフ・フォン・ゴールデンバウムによる銀河帝国の建国や、アーレ・ハイネセンの脱出行と自由惑星同盟の建国の回想シーンも。
ハイテク兵器による白兵戦の描写でシェーンコップが1人だけ封神演義みたいなっとんな。
絵の違和感は読んでるうちに、まあ慣れます。コミカライズのオリジナル演出もあって既知の物語でも楽しんで読んでます。
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