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#銀河英雄伝説 15巻 評論(ネタバレ注意)

「危ないことをしちゃいけないといつも言っているだろう」

田中芳樹の伝説的なスペースオペラ小説を「封神演義」の藤崎竜がコミカライズ。

封神演義あたりから作者は人物に極端なデフォルメを入れて「フジリュー封神演義世界観」と呼ぶべき独自の作品世界を創ったけど、銀英伝も近いノリというか大人数の描き分けのために相当戯画化されたデザインのキャラが多数いて、フジリューコメディのノリと併せて読者を選ぶかもしれんね。

原作3巻相当に突入。内戦の後始末、メルカッツの亡命、ユリアン初陣、巨大要塞のワープ構想と実験、同盟政府のヤン・ウェンリー査問会の開始、ガイエスブルク要塞のイゼルローン襲来。

原作から設定も少しいじってんのかな。劇中の「フェザーン本星」って地球のこと?と一瞬思ったんですが。

原作ではフェザーンに帝国・同盟の両国の大使館相当が置かれ交易があったように記憶してますが、この漫画版ではフェザーン本星は両国から所在を掴まれていない「フェザーン商人たちの謎の本拠地」的な扱いに。

原作原理主義からすると「余計なことすんな」ってとこですが、正直同じものを読んでも仕方がないし、見たことのない銀英伝になりそうで少しワクワク。

 

銀河英雄伝説 15 (ヤングジャンプコミックスDIGITAL)

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