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#望まぬ不死の冒険者 4巻 評論(ネタバレ注意)

「食事という行為には人として生きるのに色んな意味がある
 食べる事で命の大切さや礼節を学んだり
 作る事で思いや気持ちを表現したりできる」

重厚でかっこいい絵とエロ可愛い女の子を描く漫画家さんをつかまえた、「なろう」発のコミカライズ。

人望厚くギルドの評価も高いものの、強さ的にはうだつの上がらない10年のベテラン冒険者・レント。ダンジョンでドラゴンに遭遇、ご臨終。と思いきや、目を覚ますと一体のスケルトンに…

レントは魔物の体と未解明の特性「存在進化」の能力を活かし、上位の魔物へのクラスチェンジでいつか人間に戻れることを目標に、魔物の姿で冒険者として活動を始める。

「転生」ではないファンタジー。主人公がアンデッドな変り種ながら、なろうの中では骨太な感じ。

正直そんな凝ったストーリーではねえんですけど、設定や進行のディティールを楽しみつつよく考え言語化する意志を感じて、ジャンルの中でいい意味で異質というか。全てのパラメータ項目にSELECTボタンで参照できる解説がついてた「タクティクス・オウガ」を思い出すね。

アンデッド化した主人公が人間のように食事する意味。冒険者ギルドの窓口職員の業務遂行の誠意と覚悟。

 

望まぬ不死の冒険者 4 (ガルドコミックス)

望まぬ不死の冒険者 4 (ガルドコミックス)

 

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