「中てなくていい 弓は引くものだ」
「弓道の試合は多くの場合 的中数で勝負が決まるが
真の勝者はどういう状況においても自分の射を安定して出せた者…」
「すなわち 一番カッコ良く弓を引いた者だ」
アメリカで弓道を覚えて帰国した主人公、適当に選んだ高校に弓道部がなく、日々イメトレに励む毎日だったが、見咎めた英語の美人教師が弓道場に連れて行くと狂ったように夕方から翌朝5時まで矢を打ち続けるアホだった。
で始まる弓道部漫画。屋上の弓道場で部員も増え、男女とも団体戦に出場できる規模に。今巻は他校との練習試合。
いやー、地味だね!弓道部が部活やってるだけだからね!地味なのに面白い!
言いましたっけ、私、中高と弓道部で二段だったのでとても懐かしいです。
1/3ぐらいは禅みたいなもんで競技者全員なんかしら無意識のイップスの塊みたいな競技で、こんなんよくやってたわー。
漫画が地味なのは作者のせいではなく完全に弓道という競技のせいですが、競技の地味さから逃げずに地味なものを地味なまま、弓道の面白さを真正面から描いてる漫画です。
売れるのかとか経験者以外が読んで面白いのかとかよくわかんないけど、私が面白いのでそれでいいです。
aqm.hatenablog.jp