#AQM

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#熱帯魚は雪に焦がれる 6巻 評論(ネタバレ注意)

「ずっともやもやいていた その正体
 先輩と私をつなぐもの つないでいたもの
 離したくないもの 壊したくないもの

 …孤独

 私たちは孤独でつながっている…
 だから怖かったんだ
 あなただけ岩屋を出ていってしまうのが

 私を置いていってしまうのが…」

愛媛県西部の海辺の田舎町を舞台に、家庭の事情で引越してきてぼっちな小夏が、転校先の高校で高嶺の花気味の帆波先輩のぼっち水族館部に入部してちょっとずつ仲良くなっていく優しい話。

ジャンルとしては百合になるんでしょうけど、日常コメディではなくアンニュイなストーリーもの。

帆波先輩の世界が小夏と出会った影響で少しずつ拡がっていって、救済されるのは帆波先輩かと思いきや実は救済されていたのは小夏だった、という巻。

1年先に卒業していく帆波先輩をそれでも一応独占できていた小夏の、嫉妬、焦燥、自己嫌悪、孤独感がない混ぜになった思春期らしいモヤモヤした葛藤を丁寧に。

男子でも女子でも親友が自分の知らない人と親しげにしてると寂しく感じたり孤独の予感に不安になったりするのは多かれ少なかれ思春期にはよくある話で、どう着地するかも人それぞれですが、自分の場合は…アレ…忘れちゃった…

 

熱帯魚は雪に焦がれる6【電子特別版】 (電撃コミックスNEXT)

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  • 作者:萩埜 まこと
  • 出版社/メーカー: KADOKAWA
  • 発売日: 2019/12/27
  • メディア: Kindle版

 

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