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#魔法使いの嫁 13巻 評論(ネタバレ注意)

家族を喪って自暴自棄から自らを競売に売り、イングランドの異形の魔法使いに弟子兼嫁として落札された女の子がヒロインの、魔法と妖精のファンタジー。

近巻から新章・学院編。大英図書館の地下深くの魔術学院でチセは聴講生に、エリアスは魔法分野の臨時教師に。ハリポタ風。

キャンプ実習中に襲いかかってくる怪異・人馬(セントール)と思ったら海妖馬(ナックラビー)。毒をもって毒を制すが如く、馬をもって馬を制す。

ようやくひと段落して学園に戻って日常…と思ったら、より深刻な事態。禁書保管庫から失われた禁書「カルナマゴスの遺言」、ルーシーらウェブスター家の生き残りたちを付け狙う暗殺者たち、魔力を吸われて次々に昏倒する関係者たち。

三軸で話が進んでいるように見えて糸を辿ると合流しそうな気配。ヒロインが無垢なようでいて、自衛のためとは言えやること結構えげつないw

大筋はむしろアンニュイで陰鬱・殺伐とした陰謀劇が続きます。冒頭の画面の黒さったらw

が、小ネタではちょいちょいコメディ描写が挟まり、暗いんだか明るいんだかよくわからない不思議な読み味。

ジャンル違いの日常ものとか描いたら意外とギャグコメディとして楽しい漫画描きそう。

 

魔法使いの嫁 13巻 (ブレイドコミックス)

魔法使いの嫁 13巻 (ブレイドコミックス)

 

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