AQM

あ、今日読んだ漫画

#天国大魔境 4巻 評論(ネタバレ注意)

石黒正数のストーリーもの、ポストアポカリプス、AKIRAっぽくもあり、寄生獣っぽくもあり。シリアスでハードでミステリーでグロテスク。

2本立てでストーリーが進展してて、

①学園パート
「学園」と呼ばれる高度に科学化され閉鎖された環境で、職員達に観察されながら「外」の知識を欠落しながら平穏に暮らす少年少女達の生活

②サバイバルパート
大崩壊の15年後の世界で正体不明の「天国」を探して旅する少年マルとボディーガードの少女キルコのロードムービー

が今のところ交わらずに並行して進行。

マルとキルコの絶体絶命のピンチの続き。姿を現すキーマン・宇佐美医師。不滅教団の意外な成り立ちと、宇佐美の意外な願い。キルコに初めて訪れた体の変調。少しずつ真の姿が明かされ始める学園の子供たち。信頼できない語り手の語る世界崩壊の原因。マルとキルコの眼前で繋がった鳥のマークと学園。

彼はいいキャラな上にスキルも便利なんで仲間になるかと思ったんですけど、割りとあっさりと退場。彼と彼女の物語はもっと知りたかったですけど、残念。

ミミヒメの耳が、ぇぇ…みんなに見えない何かが見えるミミヒメ。

首を吊ったはずのアスラが空を飛ぶ写真。学園での死によって外の世界に顕現したように見えるし、そうすることで仮想空間から脱出したようにも見える。

ただ「スーパービーム」の存在が外と中で繋がってるので、次元が違うようにも思えんね。

信頼できない語り手と場面転換を使ったひどいミスリードですけど、ネタ明かしも早々に。でも絶対、本当の話を紛れこましてますよねコレw

マルが15歳、トキオの妊娠、崩壊から15年、同じ顔のトキオとマル。そういう感じなんかしらね。

真面目に考察すると要素がとてもたくさんあって一見とっ散らかってる印象ですけど、要素を繋ぐ糸が見え隠れして収束していく気配もあって、ワクテカしつつ次巻に続く。

 

天国大魔境(4) (アフタヌーンコミックス)

天国大魔境(4) (アフタヌーンコミックス)

  • 作者:石黒正数
  • 発売日: 2020/05/22
  • メディア: Kindle版

 

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(以下、どネタバレで気になってるとこメモ)

・マルとキルコがいる「外」の現在時間は西暦2034年、「大災厄」が15年前、キルコが姉を喪ったのは5年前(2巻6ページ)。

・「学園」の現在時間は天栄17年(3巻42ページ)。

・「外」と「学園」が同じ時系列にいる(西暦2034年=天栄17年)と確定させる描写は今のところない。ミミヒメの予知ぐらい?

・「西暦2034年=天栄17年」とすると、2034年は令和16年にあたり令和の後に天栄になるには年数が足りないため、作中の歴史は現実の歴史の平成29〜30年頃を境に天栄に分岐している感じ?

・もちろん「西暦2034年=天栄17年」とは限らない。

 

・大災厄は一体何が起こったのか。

・天国ってなんのこと?

・なぜマルとトキオは同じ顔をしているのか。

・トキオが幻視?した「外の外に行きたいですか?」(1巻13ページ)は何か?

・コナがスケッチした「手がたくさん生えた魚」の絵(1巻10ページ)が、外に実在したヒルコ(2巻76ページ)と酷似しているのはなぜか?

・ミミヒメの容姿がキルコにやや似ていて一人称が「僕」なのは偶然か?(学園の女子の一人称は「僕」?)

・キルコの銃(ミクラから受領)は誰が作ったものか、鳥のマーク(1巻210ページ)は何を意味するか。

・シロの端末にミミヒメのシャワー画像が届き、後に消えたのはなぜか?

・トキオがコナからもらった絵(1巻94ページ)「頭が1つ、身体が4つの人間」「森の上空の夜空に浮かぶ大小2頭のクジラ」「怒っている太陽」「炎の中?を四つん這いで歩く何か」「夜空を飛ぶ7羽の人の形のような白い鳥」「10本の翼が生えた卵の中の2人の胎児」

・1巻に登場したヒルコについて女将は「息子が食われた」とは言っておらず、マルとキルコの解釈

・左眼の内側からだけ涙を流すキルコ

・マルの能力マルタッチはなんなの

・ミミヒメの「上から何か落ちてきたような」予感(1巻163ページ)は本当にタカの落下事故(1巻173ページ)のこと?

・マルに旅の目的(1巻194ページ)を指示したのは誰?ミクラ?

・ミクラの病気がタラオの全身に痣のようなものができる病気と同じ。感染する病気ではない?(2巻181ページ)

・医者は春樹と桐子になぜ脳移植を施術したのか。立ち去ったのはなぜか。

・桐子の脳はどこへ?

・ロビンはどこへ行ったか

・船に現れたヒルコ(2巻76ページ)がコナがスケッチした「手がたくさん生えた魚」の絵(1巻10ページ)に酷似しているのはなぜか。

・ククはなぜ壁を登れるのか(2巻93ページ)

・トキオが監視カメラに映らないのはなぜか(2巻104ページ)。盗聴マイクで音声も拾えない(3巻31ページ)。映らないというよりダミー映像を捏造している(3巻125ページ)。

・通風孔の開かない扉の先は?(2巻121ページ)

・「本物の赤ちゃん」って何?(2巻124ページ)

・ミーナは何?(2巻138ページ)

・タラオの最期の言葉「ここから逃げて」の意味は?

・ミクラさんは何者?

・マルタッチできる人間が天国に行かないといけない?(3巻12ページ)

・復興省の噂(3巻17ページ)

・ミーナは本当に居眠りしていたのか(3巻32ページ)

・この世界では天皇制が続いている?(3巻42ページ)

・アスラはなぜ首吊り自殺をしたか(3巻46ページ)

・「あらゆる免疫を備えて作られた体」とは?(3巻50ページ)

・トキオの体調不良の原因は?(3巻52ページ)

・火葬したタラオの遺体からヒルコの核と同じ物が?また、そのことに学園関係者たちは驚いている(3巻66ページ)。

・トトリにマルタッチができて、ヒルコと同じ核があったのはなぜ?(3巻106ページ)

・トキオの予知夢?(3巻112ページ)

・不滅教団ビル地下のコンクリートを透過してキル光線も効かないヒルコの群れは一体なに?(3巻184ページ)

・ヒルコは病気を発症した元人間、発症部位を切除することで人間に留めておける(4巻34ページ)。

・生きていたロビン、稲崎先生と呼ばれる医師に(4巻66ページ)。

・宇佐美がなぜか持っていたキル光線のマーク(4巻76ページ)。

・ヒルコの生き残り伏線(4巻83ページ)。

・キルコに5年の時を経て訪れた月経の意味(4巻87ページ)

・4期生って誰だ(4巻94ページ)。

・折れた歯がまた生えてくるマル(4巻104ページ)。

・トキオの体調の変調の続き。妊娠の兆候?(4巻105ページ)。

・監視モニタの変調。アスラの能力?(4巻112ページ)。

・アスラが生まれた理由、首を吊った理由(4巻113ページ)。

・「アスラを殺したやつが…トキオを奪いに来る」(4巻124ページ)。

・タカと手を繋いでる所をアンズに見せちゃいけない理由(4巻135ページ)。

・視察団の身元、戦士とは?8人?スーパービームの使途(4巻136ページ)。

・「お迎えの日」とは?大災厄との関係は?(4巻141ページ)。

・ジューイチが語る「大災害の原因」「壁の町」の話はどこまで本当か?赤ちゃんはどうなった?(4巻183ページ)。

・ジューイチの腕の「11」はどこでなぜ付けられたもの?(4巻183ページ)。

・咲縞ビル2F「高原学園」と「高原学園」は同一?(4巻186ページ)。

・高原学園が「性の概念も男女の区別さえ教えず育てた」理由(4巻190ページ)。


登場人物の特に少年少女に特殊能力持ちが多い。大災厄以降に生まれたデザインチャイルド?学園の職員たちが創ったにしては核の存在に驚いている。

 体に痣が広がる病気:タラオ、ミクラ

 ヒルコと同じ核を持つ身体:タラオ、トトリ

マル:外パートの主人公。トキオを同じ顔を持つ15歳の少年。武術の心得有り?(1巻80ページ、2巻166ページ)特殊能力「マルタッチ」でヒルコに手で触れて核を握りつぶして殺す能力がある。

トキオ:学園パートの主人公。マルと同じ顔を持っている。なぜか監視カメラに無意識に欺瞞信号を送る体質?少年のような容姿だが女の子だった模様。絵を描く少年・コナと恋に落ちる。14歳(4巻188ページ)。

コナ:学園内でやや年長?の少年。スケッチブックに絵を描いて仲間にあげている。一部の絵がヒルコとして現実に顕現している。アスラの自殺を目撃してしまったが仲間にはそのことを伏せている。光の剣と足が切れた子ども(4巻108ページ)。

ミミヒメ:抜き打ちテストを予知(1巻7ページ)、マルとキルコが学園にやってくることを予言(1巻22ページ)。幻視(4巻131ページ)。羽のようなエルフ様の耳(4巻133ページ)。アスラの影が見える(4巻158ページ)。

タラオ:病床におり、後に全身に痣?が浮き出る病気で死去。火葬後、ヒルコの核のようなものが残った。元気な頃は怪力だった模様。

クク:手の生えた魚の絵をコナからもらった少女。身体能力が高く(1巻88ページ)、垂直な壁面を歩ける(2巻93ページ)。

タカ:人間離れした運動能力(1巻19ページ)と身体の頑丈さ(1巻173ページ)を持つ。

アスラ:明らかに人間の容姿をしていない(4巻)。予見した「宙に浮いて光を撃つ」(4巻107ページ)。治癒能力(4巻110ページ)。羽が生えて空を飛ぶ(4巻116ページ)。