「あ!そういえば私 最近…
実写版『るろ剣』が大ヒットした一番の理由を発見したのでありまする!」
「るろ剣を実写化するのに一番大事な物って何だと思われます?」
「るろうに剣心に一番大事な物 それは…」
高校の「映画を語る若人の部」に入部したプレゼン下手の映子が、毎回好きな邦画を1本トンデモ説明でプレゼンして部長がツッコむ話。
今巻のお題は
・「パソコンウォーズISAMI」
・「シティーハンター」(実写・香港版)
・「シティーハンター」(実写・フランス版)
・「雪の華」
・「多動力 THE MOVIE」
・「オペレッタ狸御殿」
・「るろうに剣心」(実写版)
・「デンデラ」
・「劇場版 うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVEキングダム」
・「ザ・キング・オブ・ファイターズ」(実写版)
・「映画HUGっと!プリキュア♡ふたりはプリキュア オールスターズメモリーズ」
・「HiGH&LOW THE WORST」
・「恋空」
タイトルというか作品の存在を知ってるかどうかの時点で4本ぐらいしか知ってる映画がないという、相変わらずの置いてけぼり感ながらテンション高く楽しく読ませます。
ジャッキー・チェン版「シティーハンター」を、作品愛と再現度で評価の高いフランス版とあえて並べるスタイル。節子、それ公開処刑や…
面白い作品を「面白い」と紹介したり、逆張りで批判したりするのは、「紹介文」の出来の良し悪しや競合の多さはともかく、観ること・読むこと・書くこと自体はなにしろモノが面白いので苦にならず楽なんですけど、B級作品の面白さを自分の感性で掘り起こして紹介するのって大変だろうな…しかもそれを商業出版で一般向けに面白おかしく読ませるとなるとなおさら…
(※このラインナップの全ての作品がB級作品だと言っているわけではないです、念のため)
扱う作品の幅が広くて自分の知らない映画作品がテーマのエピソードが多いのに、各話ちゃんと漫画として面白くて、プロの仕事ってすごいなあ、と思いました。小並感。
個別の作品というより、「映画」、特に「邦画」という文化に対する愛のなせる業か。
aqm.hatenablog.jp