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#かがみの孤城 2巻 評論(ネタバレ注意)

「まず、君達七人は選ばれてここに集った」

「この城にはどんな願いも叶えられる"開かずの部屋"が存在するのだ」

「部屋の扉を開く鍵は城のどこかに眠っているらしい」

「おめでとうございます!
 君達にはこの城でその鍵を探す権利が与えられましたあ!」

2018年の本屋大賞受賞の小説が原作とのこと。

中学一年生の"こころ"は、中学入学と同時に始まったいじめで登校拒否になりカウンセリングスクールにも行けずに部屋で引き篭もっていた。

ある日、自室の鏡が光を放ち、こころは鏡の中の世界に引きずり込まれる。そこには西洋風の城が建っていて、狼の面を被った少女「オオカミさま」が7人の登校拒否の中学生を集めていた。

オオカミさまは7人の中学生たちに宝探し競争をさせたい意向だったが、中学生たちはマイペースにゲームをしたり談笑して過ごすのだった…

同じような日常のようでいて、少しずつ形を変えていく人間模様。巻末で衝撃の事実発覚。

登校拒否の子どもの救済や成長とミステリー要素が密接に絡んで不思議な読み味。

「教室と家と孤城では別の顔」みたいのが、なんか「ネットとリアルでは別の顔」に似てんなというか、こういうイキリ方してる人いるよね的な。

 

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