

「不思議なことに、お前はあっという間に、
どんどん大きくなっていくんだ。
『またね!』
『遊びにおいでね!』
『待ってるからね!』
そう言ったばあさんは、もういなくなっちまった…
あと何回…
わしは、あと何回…ゆうなに『またね』を言えるかな。」
少し未来の日本、静岡の海辺の片田舎の町の一軒家に住む、連れ添いを亡くしたジジイ・吉岡のもとに、一人暮らしを心配した家族の手配でメイドさんロボットが派遣される。ジジイは不承不承、ポンコツな彼女に「ポン子」と名付け彼女との暮らしを受け入れる。
どこか哀愁を背負ったツンデレな頑固ジジイをメイドロボのポンコツぶりが癒す、ジジロリでハートウォーミングなメイドロボット日常コメディ。
ジジイの都会っ子の孫娘を加え賑やかな田舎の夏休み。レギュラーから外し難いだろう、もしかして永遠に続く夏休みに突入か、と思っていたんですが今巻で夏休みが終わり、表紙のとおり孫娘は東京に帰っていきます。
その他、ジジイの幼なじみの葬式など。
のほほんとした日常コメディながら、主人公が老人ということもあり、常に死と別れの影がつきまとい、人生を振り返り残された時間を思う日常。
いい巻、いい漫画だ。
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