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#久保さんは僕を許さない 3巻 評論(ネタバレ注意)

男子高校生・白石は存在感が薄く、教師にもクラスメイトたちにもスマホのカメラの顔認識にも自動ドアにも存在が認識されづらい特異体質だった。

だが隣の席の久保さんだけは白石を見失うことなくグイグイ構ってくる。

という隣の席の◯◯さんと恋愛未満系ラブコメ。自分の体質に特に悲観することもなく淡々と達観している主人公、思わせぶりにちょっとからかい上手気味にグイグイくる白石さん。

一応エロなし作品なんですけど、ふとした線のタッチが90年代の青年誌っぽいというかヤンジャンっぽい可愛くて色っぽい線。

色っぽいけどゆるふわエロなし隣の席ラブコメで青年誌っぽくないというか、画面だけみたらむしろ少女漫画っぽい、もしくはガンガン系な感じしますね。

風邪引きイベントや相合傘、お花見、クラス替えなどラブコメ定番エピソード。

基本1話完結の話の建て付けは「高木さん」と「僕ヤバ」の中間ぐらいな感じですけど、主人公弟の幼児の、ヒロイン従妹の小学生?中学生?への幼い憧憬を飛び道具に。

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「久保さんは僕を許さない」3巻より(雪森寧々/集英社)

なにこれかわいい。

同じ掲載誌の「かぐや様」がテクニカルなコメディに振ってる分、こっちはピュア系に振ってるというか、なんというか作品全体がラブコメとしてステータスを「KAWAII全振り」にしてる感ある。

とはいえ、ドン引き顔のヒロインとかコメディ描写もちょっとずつこなれてきてなのか、素をを出す余裕が出てきたのか、

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「久保さんは僕を許さない」3巻より(雪森寧々/集英社)

ちょっとずつ武器が増えていってるというか、「戦いの中で成長している、だと…?」感が出てきましたねw

 

 

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