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#ヴィンランド・サガ 24巻 評論(ネタバレ注意)

面白い漫画読みたきゃこれ読んどけば鉄板、11世紀前半の北海・ノルウェー海を舞台にした時代漫画。まだ人権とかない時代の話なので戦争・海賊・虐殺・略奪・奴隷などが苦手な人は回れ右。

狂戦士だった若い頃から解脱して不戦・無剣・非暴力って「バガボンド」と似てんだけど、畑耕してるうちに作者が帰ってこなくなったあっちと違って続きが出るって素晴らしい。

故郷の村でグズリと所帯を持ち、子をもうけたトルフィン。毎晩、戦士時代に殺した亡霊たちの悪夢にうなされながらも、現実では仲間を募っていよいよヴィンランド開拓計画を具体化させていた。入植にあたり参加希望者にトルフィンがつけた条件は一つだけ。それは…

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「ヴィンランド・サガ」24巻より(幸村誠/講談社)

紆余曲折あれど、ヴィンランド入植に向け順調に準備が進む巻。髭をきれいに剃ってることもあってトルフィンの見た目がなんか若返りましたね。

新キャラ・コーデリアの父親ってやっぱアイツ?w

今巻で足場を固めて出発まで行ってしまうんですが、

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「ヴィンランド・サガ」24巻より(幸村誠/講談社)

とはいえ、いよいよ作品のクライマックスも近く、トルフィンもちょいちょい気合いの入った顔をしていて、現地に着いたら最後の一山でしょうか。

剣に頼らない平和の道を模索するトルフィン、どこか「龍馬がゆく」的ですけど、最後どう落としどころをつけるんだろうか。ちょっと「プラネテス」の終盤にも雰囲気が似てきて、「この作者だから」とあんま心配はしてないんですけど、純粋に楽しみですね。

たぶん連載開始前から決めてたラストに至ると思うんですが。

 

ヴィンランド・サガ(24) (アフタヌーンコミックス)

ヴィンランド・サガ(24) (アフタヌーンコミックス)

  • 作者:幸村誠
  • 発売日: 2020/10/23
  • メディア: Kindle版

 

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