なんかすげーいい表紙だな。
少し未来の日本、静岡の海辺の片田舎の町の一軒家に住む、連れ添いを亡くしたジジイ・吉岡のもとに、一人暮らしを心配した家族の手配でメイドさんロボットが派遣される。ジジイは不承不承、ポンコツな彼女に「ポン子」と名付け彼女との暮らしを受け入れる。
どこか哀愁を背負ったツンデレな頑固ジジイをメイドロボのポンコツぶりが癒す、ジジロリでハートウォーミングなメイドロボット日常コメディ。
日常コメディなのは相変わらずなんですけど、なんかちょっと雰囲気変わりました? 肩の力抜けたというか自由度が増したというか。と思って過去巻読み返したらそうでもないというか、肩の力は前から抜けてんな。
秋の発売に秋らしい表紙、内容も秋の深まりを感じさせるタイムリーな巻。
温泉卓球、アイドルとブレーメン、旅する姉ポン子の思い出、てるてるポン子、あかねのお見舞い、みんなで芋掘り、ゆうなを訪ねて東京へ。
無理にオチをつけようとしなくなったというか、バカバカしい話は相変わらずバカバカしいんですけど、なんかこう…
老い先短いジジイと寿命をもたないロボットの対比、いつにも増して「不老不死もの」に通じる無常観や哀愁を漂わせているように感じるのは、秋だからでしょうか。
姉ポン子のエピソード良いね。
次巻はなんと来月、孫娘のあんなを訪ねて東京編になりそうです。
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