AQM

あ、今日読んだ漫画

#Thisコミュニケーション 2巻 評論(ネタバレ注意)

20世紀後半、地球人類は外来のクリーチャー群に敵性認定され滅亡の危機に瀕していた。各国はクリーチャーの攻撃と内輪揉めで滅亡し、わずかばかりの人類が生き残るばかりだった。

主人公・デルウハは放浪の果てに長野県松本市の地下シェルターに隠れた研究所にたどり着く。そこでは6人の不死身の改造人間少女たちがクリーチャーに抵抗を続けていた。

軍出身のデルウハは命を救ってもらった礼に研究所と契約し、野放図な彼女たちの指揮官を務めることとなった。

デルウハは所属していた軍で「味方殺し」「悪魔」と呼ばれた効率厨だった…

というポストアポカリプスなSFもの。バトルもありますが、作品のキモは頭脳戦というか、「効率のためにどう味方を殺すか」がテーマな感じ。

6人の改造人間少女たちは「強力な攻撃力」「一般人並みの防御力」「死んだら1時間前の状態に巻き戻り」という能力。

超合理主義者のデルウハが、不死身で記憶も1時間リセットされるのを良いことに、都合が悪い事実を知った部下のヒロインたちをザックザク殺してリセットする、ひでえ漫画だなコレw ギャルゲーで攻略フラグ立て損なったらリセットしてやり直す感じ。

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「Thisコミュニケーション」2巻より(六内円栄/集英社)

テーマが提示された1巻に対して、通常クルージングに入った2巻という感じで、吹雪の山荘で毎回殺人事件が起こる的な感じに。犯人は常に主人公。本来打倒すべきクリーチャーはただの舞台設定、という感じ。

惚れられそうになったら殺し、いいセリフを先に言われたら殺し、とトリックよりも殺した動機というか理由と、超人少女たちをいかに反撃されずに不意打ちで殺すか、でバリエーションを持たせる感じ。ずいぶんカジュアルな理由だなw

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「Thisコミュニケーション」2巻より(六内円栄/集英社)

描きたいサイコパスなシチュエーションやシーンを軸に話を考えているのか、ネタ切れの心配は当分要らないそうですが、ユニークな代わりにすべての話が「味方をなぜ殺すか、いかに殺すか」で単行本で続けて読むと見栄えがそんなに変わらないので、月に1回、連載で1話1話読む方が楽しめるかもしれない。

そんなこと言いつつ、すんごい気になるヒキで3巻に続く。

 

Thisコミュニケーション 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)

Thisコミュニケーション 2 (ジャンプコミックスDIGITAL)

  • 作者:六内円栄
  • 発売日: 2020/12/04
  • メディア: Kindle版

 

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