高校生のハルカ、中学生のカナ、小学生のチアキの3人で暮らす南家の姉妹を中心とした老舗の日常コメディ。連載開始は2004年、16年も続く美少女サザエさん。
日常コメディなんで単行本ごとの感想が書きにくいってのもあるし、そもそも冒頭に「過剰な期待はしないでください」なんて書かれてる漫画ですけど、新刊が出るたびに感想に「やる気がない」「ダラダラやってる」と書いてきた、読んでも読まなくてもいいような漫画なんですけど、なんでか読むをのやめられない何か毒のようなものがある。
今巻読んで思ったんですけど、もしかして自分の読解が浅いだけですごく高度なことをやっている漫画で、作者はすごく一生懸命描いているのではないかとも思った。
コタツから出られないだけの話とかもあるんですけど、小学生たちが粘土で動物を作るこの話とか、
内田は蛇を作り、
マコトはライオンを作り、
んでチアキはなに作んのよ、と思いながら読んでたら「嘘でしょ!?」みたいなミラクルなオチにつながってビックリした。
なんていうか伏線回収とかのレベルじゃなくて落語? 1冊に2〜3本こういう話があって、「絵ヅラのやる気のなさで騙されてるだけで、この作者ものすごい天才なのでは…」って思わされてしまう。いや、そもそも500万部って「ハコヅメ」の5倍売れてる漫画なんですけど。
ちょいちょい並行連載で別作品描いてるのでたまにはそっちも読んでみようかな。
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