AQM

あ、今日読んだ漫画

#悪役令嬢転生おじさん 1巻 評論(ネタバレ注意)

異世界転生ものや悪役令嬢ものは何しろ数が多いので全部読んでたらキリがない上に、流行りのジャンルなので玉石混合というか、平たくいうと「タイトルに『悪役令嬢』って入れとけば売れるやろ」的なアレな漫画も多いので、よっっっっぽど話題になってるとか、何かしら琴線に触れたやつだけ読もう、と思ってんですけど、なんかよっっっっぽど話題になってるっぽいので読んだ。

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大丈夫かコレ初版が少なかっただけじゃねえのかコレ…Twitterで評判で書籍化…バズり漫画って出オチの一発ネタで背骨が薄い漫画が多くて勢いが長続きしないのよね…どっかで見た絵だなコレ…

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「悪役令嬢転生おじさん」1巻あとがきより(上山道郎/少年画報社)

ってこないだ「エイジ'87」が打ち切られたおっさんじゃねえかw なに新人みたいな売れ方してんだよw

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ということで。

乙女ゲーやってる娘ともリビングでオタク談義を交わす程度にオタク文化に造詣が深いバーコードハゲの公務員のおっさん(52)はトラック的なやつに轢かれた的なことで乙女ゲーの中の悪役令嬢に転生してしまった。

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「悪役令嬢転生おじさん」1巻より(上山道郎/少年画報社)

王侯貴族の子女が集う学園で、平民出のヒロインを虐める役どころの悪役令嬢だったが、おっさんはついつい地の人の良さと「娘の親」目線が出てしまい、乙女ゲー内の貴族学園はおかしな方向に展開していく…

という、異世界転生+悪役令嬢+生徒会+異世界おじさんな欲張りセットな新作。

前作は漫画家のおっさんが思春期の頃にタイムリープで吹っ飛ばされる話でしたが、今作は乙女ゲーの世界におっさんが吹っ飛ばされる話で、おっさんがどっかに吹っ飛ばされるの好きやな。

前作は青春アゲインなタイムリープものながら、打ち切りによる尺の問題もあってか遊びの少ないやや駆け足感の詰め込み感がありましたが、今作は「こんな軽くていい加減な漫画も描けるんだw」という感じでキレはありつつのんびりした感じで面白いです。

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「悪役令嬢転生おじさん」1巻より(上山道郎/少年画報社)

お嬢様がいちいちバーコードハゲのおっさんのスタンド背負ってんのツボなんだがw なんなんだよこの絵ヅラw

「異世界おじさん」とも若干テーマが被るんですけど、一口におじさんと言ってもいろんなおじさんがいるもので、こっちのおじさんはなんというか作者の性格を反映してか温和で真面目な癒し系というか、ガワだけ意地悪お嬢様なのとのギャップでほっこりしますね。

児童向け漫画のキャリアが長い作家さんなので、画面も見やすくわかりやすく安定感があります。作者のベテランなのに研究熱心で流行りものにも柔軟に手を拡げる様が、ヒロインのおっさんとオーバーラップして余計可笑しいわコレw

 

悪役令嬢転生おじさん(1) (ヤングキングコミックス)

悪役令嬢転生おじさん(1) (ヤングキングコミックス)

  • 作者:上山道郎
  • 発売日: 2020/12/16
  • メディア: Kindle版

 

(選書参考)

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