#AQM

I oppose and protest the Russian invasion of Ukraine.

#SPY×FAMILY 6巻 評論(ネタバレ注意)

凄腕スパイ・暗号名「黄昏」に下った新たな指令は、妻と新小学生の子どもを調達して敵国の名門校のPTAに潜入し、平和を脅かす危険な黒幕に近づくこと。

任務のために孤児院で適当に選んで引き取った娘・アーニャは、他人の心が読める超能力者だった。

ひょんな縁からトントン拍子で任務のために妻に選んだおとなしげな美女・ヨルは、凄腕の殺し屋だった。

互いに正体を隠して家族になった3人。人の心が読めるアーニャだけがひとり全てを知り、新しいスパイの父と殺し屋の母に「わくわくっ…」としていた。

 

今年の12/21からの1週間は漫画の出版が豊作で、心静かに下半期まとめ記事などをしたためたい私からしたら嬉しいやら忙しいやら、既に2020ベストを発表しちまった各マンガ賞にとってもいい迷惑だろうな、と思いますが、極め付けは本来毎月4日の「ジャンプの日」に発売されるはずのこの漫画です。

なんなん12/28発売ってw 1/4発売でええやんけw あれか、林士平が1/4に「チェンソーマン」とこの作品の両方プロモーションするのが大変だから前倒ししたんか!?

嘘ですブログのネタ日照りになりがちな年末年始に発売を分散してくれてありがたい限りです。

 

黄昏のパートナーの座を狙う女性エージェント・夜帷と、黄昏が組んでの潜入任務。暗号を隠す絵画を賭けて闇のテニス大会に出場。

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「SPY×FAMILY」6巻より(遠藤達哉/集英社)

トップレベルのスパイの超人的な身体能力を駆使した超人テニス!見送るヨルの複雑な女心。

変顔ヒロイン・アーニャとお友達ベッキーのセレブなお買い物お出かけ。アーニャファッションショー開催!

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「SPY×FAMILY」6巻より(遠藤達哉/集英社)

未だ参加資格は持たないながら、イーデン校懇親会のチャンスに標的・デズモンド総裁への接触を図る黄昏。

オイオイ、この漫画終わっちゃうじゃねえか、という気になるヒキで次巻に続く。

 

通常クルージングに入った、ドタバタながらある意味予定調和な「スパイの通常任務などの日常回」エピソードで、メインディッシュはテニス回シリーズでしょうけど、ヨルとアーニャの出番が大幅に削られて、うーん…w という感じ。夜帷ヒロインで引っ張るにはちょっと荷が重いかな…

この漫画はコメディリリーフとしてアーニャの優秀さが突出してて、私も度々「エスパーよつばと!」と形容していますが、アーニャが出ないと面白さが半減しちゃうように感じてしまうというか、「アーニャの出番がない回」が比較されちゃうライバルが「アーニャの出番がある回」なのは、下手したら「ストーリーの縦軸なんかよりアーニャ出せ」になりかねない、この漫画の意外な弱点かもしんねーな、という。

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「SPY×FAMILY」6巻より(遠藤達哉/集英社)

素が面白いんで、まー贅沢な弱点ですけど。

 

SPY×FAMILY 6 (ジャンプコミックスDIGITAL)

SPY×FAMILY 6 (ジャンプコミックスDIGITAL)

  • 作者:遠藤達哉
  • 発売日: 2020/12/28
  • メディア: Kindle版

 

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