新型コロナウイルス禍で一昨日、緊急事態宣言が再度発出されましたが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。感染者数が増えていく連日の報道で心がお疲れの方も多々いらっしゃるのではないかと思います。
残念ながらこの記事はそんなあなたの心を癒すようなことはこれっぽっちも書かれていませんので、あんまり読まない方が良いと思います。
ねこ漫画のリストを貼っておきますので、そちらの漫画など読まれて心安らかにお過ごしください。個人的には「カワイスギクライシス」あたりが可愛いやらくだらないやらで楽しい漫画なのでオススメです。
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心がお疲れでない方だけ、以下の続きを読んでいただければと思います。
194X年、フランス領アルジェリア(当時)、海岸沿いの交易都市オラン。
病弱で山間のサナトリウムでの療養を控える妻と暮らす若き医師、ベルナール・リウーはある朝、1匹のネズミの死骸につまずく。オラン市全体で原因不明に増えていくネズミの死骸。
リウーは、人類が克服し歴史の中のものになったと思われた病気と酷似する症例の患者に触れ、ある疑念を抱く…
という、伝染病の流行とこれに抗う人々を描いた小説。
ノーベル文学賞作家、アルベール・カミュの代表作の一つのコミカライズです。
2巻の発売日はずっと以前から決まっていたもので、特に世間の動向に合わせて今日の発売を迎えてるわけではありませんが、すごいタイミングで発売になっちゃいましたね。
そんで、すんげー表紙。新潮社が誰か偉い人に怒られるんじゃないかと心配になるレベル。
描かれている内容も、ここ1年の間にニュースで見たような逸話ばかりでうんざりします。
もちろんペストと新型コロナウイルスは症状も致死率もまったく別の病気なんですけど、人間社会のリアクション、なんでこんな似てんの…
感染を自称する構ってちゃん、医療従事者に対する偏見・差別の目、毎日アップしていくカウンター、家でおとなしくしていることに飽きて出歩き集う人々。
昨年、この漫画の1巻が出たときに
2巻は2021年春を予定とのことです。
その頃には新型コロナウイルス禍をめぐる情勢も良方に転じていて欲しいものですね。
と書きましたが、残念ながら年末年始を挟んで事態は悪化してしまいました。
もちろん、感染した方、重症化した方の他、そのご家族や医療従事者など彼らを支える方々のご苦労・心労は大変なものかと思いますが、ウイルス禍によって経済的な状況が悪化したり、進学や就職に悪影響を受けたり、報道や出歩けない生活で心理的圧迫を受けたりと、一見健康そうに見える市民への圧迫感も日に日に増しています。
ノーベル文学賞作家の作品のコミカライズを捕まえて失礼な言い草ではありますが、この漫画はよくできていて、それだけに読んでいてしんどいというか、なんかこうウンザリします。
次巻は夏とのことです。夏といえば東京オリンピックはその頃どうなっているでしょうか。ああ、考えるだけでウンザリだ。
その頃には新型コロナウイルス禍をめぐる情勢も良方に転じていて欲しいものですね。
自分にできることはあまりありませんが、家でおとなしく過ごしてウイルス感染に注意する他、怪我やその他の病気にも留意して、医療機関に負担をかけない生活をしようと思います。
とりあえず体が元気でも心がへばっては元も子もないですし、自分もねこ漫画を読んで癒されようと思います。
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