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#紛争でしたら八田まで 5巻 評論(ネタバレ注意)

表紙のメガネ美女、「地政学リスクコンサルタント」の八田百合がクライアントの依頼を受けて世界を股にかけて紛争を渡り歩き、地政学の知識と思考と調査能力と護身術で解決していく、美女!メガネ!インテリ!ハードボイルド!ワールドワイド!なかっけーお仕事もの。

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「紛争でしたら八田まで」5巻より(田素弘/講談社)

ぼっちでメガネで日系で手ぶらのココ・へクマティアル、という感じ。

下品な方の出羽守っぽいというか、ちょっと「ブラック・ラグーン」みたいな洋画吹き替えワールドな感じ。

前巻以来のアイスランド編が今巻序盤で完結、数々の事件で暗躍してきた同業者・カイの宣戦布告を受けて、

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「紛争でしたら八田まで」5巻より(田素弘/講談社)

流れるようにアメリカ編に。

八田の次の仕事は、製造業とともに衰退しつつあるオハイオ州のとある市に対して、再興企画を提案しコンペを行う2社のうちの1社に対するコンサルティング。

アメリカ社会の縮図と言われるオハイオで八田が繰り出した提案とは…

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「紛争でしたら八田まで」5巻より(田素弘/講談社)

自分は地政学に関して無知でアメリカについて知ってることは少ないですけど、まあ漫画一冊読んでアメリカをわかった気になるのは、おそらく間違っていることはなんとなくわかります。

が、切り口と回しが面白くてグイグイ読んじゃいますね。同じ知識はニュース特集や一般書籍などからも得られるんでしょうけど、典型的なケーススタディを漫画でわかりやすく面白く、といったテイ。

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「紛争でしたら八田まで」5巻より(田素弘/講談社)

もう一波乱起こりそうなヒキで次巻に続いて、無学ゆえに伏線から結末を予想することが適いません。中華系企業?大統領選がらみ?

次巻も買って読むしか選択肢がありません。ズルいなぁw

 

 

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