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#今日のさんぽんた 2巻 評論(ネタバレ注意)

読切「ラスト・さんぽ」が好評で、第一話「お別れ」にリネームして連載化。

関西弁のヘタレまぬけ女子・りえ子と柴犬のポン太のコメディ寄りのお散歩日常漫画。

りえ子・小2〜大2、ポン太・0歳〜12歳の散歩の思い出をランダムに。

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「今日のさんぽんた」2巻より(田岡りき/小学館)

第一話が第一話なので、第一印象でどうしてもりえ子とポン太のお別れを想起してセンチな気持ちになってしまいますが、第二話以降は普通にまぬけな日常もの。

めっちゃ普通に真剣に犬に話しかけるりえ子、人語を理解してモノローグでツッコミを入れるポン太。

一方通行な意思の疎通が生み出すコミュニケーションギャップの可笑しさ、ということになろうかと思いますけど、あんま難しいこと考えずに「んふふっ…」って不気味な笑いを漏らしながら読む漫画。

2巻も変わることなく、他愛なく間抜けで呑気なお散歩の日常。

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「今日のさんぽんた」2巻より(田岡りき/小学館)

りえ子のこの天然具合はなんなんでしょうね。「よつばと!」のよつばにも感じることなんですが。

アホな漫画を描いてる作者は、アホだともたなくて頭良さそうなもんですが、頭良い人って逆に型に嵌まらないアホな子どもの天然の言動の発想をどうやって考えてるんだろう。

シュールギャグとはまた違って、自分の脳みそからでてこなくないです?w

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「今日のさんぽんた」2巻より(田岡りき/小学館)

身近に良いモデルがいるのか、頭が良い悪いとは別の、発想の柔らかさみたいなまったく別の軸があるのか、毎週神様が降りてきているのか。

 

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