Twitterで人気の絵日記漫画の単行本化。
描き下ろしを除いて大体のページはTwitterでタダで読める漫画ですけど、面白くて可愛いのに「タダで読めちゃっていいんですか」という感じだったので、お布施の機会ができてよかったです。
福岡在住のフリーの同人作家・ハンバーガー氏(おっさん)のインドアでオタクで陰キャで人見知りで意志薄弱でTwitter中毒で間抜けな日常あるあるを、美少女擬人化して1ページ漫画で。
日常あるある? いや、ないない(反語
商業単行本デビューかと思ったんですけど、こないだのウマ娘アンソロジーのが出るのは早かった。
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一見誰でも描けそうな他愛のない日常あるある漫画ですけど、ネタを形成するパーソナリティの各属性はあるあるながら、それらの属性がこれだけ寄り集まって1人の人間の人格を形成するとなんだかレアな切り口が生まれてしまっている気がします。
なに言ってんのか自分でもよくわからん。
生活の中のちょっとした面白切り取りですけど、切り取り方と見せ方は人それぞれで意外と真似できないんですよね。
なにワロとんねん。
基本的に他人を傷つけない自分サゲのネタなんですけど、自分サゲなのにコンプレックスを前面に出した自虐ネタとはまた違う、サラッとした面白さの読み味。
絵も一見「俺でも描けそう」って思うんですけど、技術的なこと自分はわからないんですけど、実は結構高度なことをやってんじゃないかと思ったりもします。
フルカラーですけど、塗るところと塗らないところがハッキリしてて画面全体は割りと白いんですけど、白さが目に優しくてクドくないというか、いい塩梅で情報量を削って見るべきところを強調してくれてて読んでて疲れない。
エピソードの中心になるオブジェにリソース集中して描き込んで色を塗って、他は白くてOK!みたいな割り切りが作風に合ってるなと思います。
猫の描き方ひとつとっても、猫が中心の話と、猫が脇役の話で、描の猫き込みの密度や塗り方が違うんですよね。え、俺が今この作品で気づいただけで当たり前なのか?
知らねーよw
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