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#バトルグラウンドワーカーズ 7巻 評論(ネタバレ注意)

近未来、地球には「亞害体」と呼ばれるクリーチャーが襲来。国際組織「人類連合」が結成され、量産人型兵器を運用して亞害体を無人の辺境に封じ込めていた。無職の青年・平 仁一郎のもとに一通の通知が届く。それは人類連合のパイロットの採用審査通知だった。

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「バトルグラウンドワーカーズ」7巻より(竹良実/小学館)

という、エヴァとMATRIXとAVATARとパトレイバーとフロントミッションを足して割ったような人型兵器に、無職を集めて遠隔操縦させるSFもの。ロボはレイバーサイズ。

遠隔操縦だけど神経接続されるので、痛みがフィードバックされ破壊されると死。ヤバくなったら神経接続のプラグを抜けば緊急脱出、ただし生涯で5回これやると脳のダメージで死ぬ。

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「バトルグラウンドワーカーズ」7巻より(竹良実/小学館)

 

戦場は南シナ海のジャングルの島だけど、遠隔操縦なのでパイロット達は自宅から平和な日本の職場に通勤という、日常と非日常のコントラスト。

で、始まった漫画。もう今は二転三転四転五転して、全然違う話になってます。

亞害体の被害担当地域としてその封じ込めに世界から利用されてきたサファン諸島。

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「バトルグラウンドワーカーズ」7巻より(竹良実/小学館)

亞害体との戦争はいつのまにか人類vsサファンの人類の同士撃ちにすり替わり、そんな最中、数年ぶりに世界中に「本当の敵」が出現。

世界がついてきた更なる「嘘」とは。

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「バトルグラウンドワーカーズ」7巻より(竹良実/小学館)

ということで前巻の続きの新宿攻防戦から、最終決戦に向けた舞台を整える7巻。31小隊、最後の出撃へ。

世界に撒かれた大きな嘘によって敵と味方が大きく入れ替わるダイナミックな展開の中、「英雄への道」を拒んで実直に真実によって世界を変えようとする31小隊の動きが、世界とサファンを同時に救うキーに。

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「バトルグラウンドワーカーズ」7巻より(竹良実/小学館)

あの1巻の頃のダメチームがなあ…

多くの謎が解かれ、役者が出揃い、舞台が整う、まあ言ったらクライマックスへの繋ぎの巻です。よくぞ7冊で読者をここまで連れてきたねえ。

さて、残るは最終決戦。次巻で完結とのことです。

 

 

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