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#ブラック・ラグーン 12巻 評論(ネタバレ注意)

タイの架空の犯罪都市・ロアナプラを舞台に、洋上で海賊の人質に囚われ会社に捨てられそのまま運び屋兼海賊に再就職した日本の商社マン・通称"ロック"の活躍を描くアウトロー活劇。マフィアや殺し屋がいっぱい出てきてかっこよくドンパチ、セリフもアメリカ映画の翻訳調だぜ、クソッタレ。

翻訳調のカッコつけたクサい台詞回しが苦手な人は苦手のようで、人は選ぶみたいです。

まあ別に苦手ならこの漫画読まねえとテメーが死ぬわけでもねえ、他の誰かが困ったことになるわけでもねえ、わかったら人のお楽しみの邪魔なんかしねえですっこんでろ、OK?

今巻から新章。

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「ブラック・ラグーン」12巻より(広江礼威/小学館)

非合法都市ロアナプラを仕切るチャイニーズ、イタリアン、ロシアンのマフィアに所属する大柄な黒人男性が次々に殺される騒ぎが発生。

マフィア同士の連絡会で付き合わせた情報によると、騒ぎの中心は黒服に身を包んだ美少女暗殺者の5人組。

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「ブラック・ラグーン」12巻より(広江礼威/小学館)

各勢力が拮抗して支配する街を泳ぐ中小で非合法な運び屋・ラグーン商会のロックは、動揺を顔に出さないように努める黒人男性リーダー・ダッチの動揺を見逃さず、チャイニーズマフィアのボス・張(チャン)の旦那のところに赴き、自ら殺し屋5人組を探す猟犬となることを志願。

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「ブラック・ラグーン」12巻より(広江礼威/小学館)

相棒の女ガンマンのレヴィはブツブツ文句を言いながら彼に同行、ブツブツ言ってた割りには銃撃戦になるとノリノリだった…

という感じ。

張の旦那やバラライカが相変わらずカッコつけててカッコよくて眼福です。

新キャラの美少女殺し屋5人組も、そこだけ「デストロ246」みたいで作品世界で「やや浮き」かしらん、と思ったけど読んでるうちに次第に馴染んでハマってきます。

我らがヒロイン・レヴィもすっかりロックの相棒の位置が安定して相変わらず。

わっるい顔したヒロインだなあwww

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「ブラック・ラグーン」12巻より(広江礼威/小学館)

どっちが主役でどっちが悪役だかわかりゃしねえwww

ブラック・ラグーンの新刊が読める嬉しさと、期待に応えて内容の相変わらずの面白さで勢い☆5を付けたくなるところですが、まだエピソードの途中であることと、寡作・遅筆な作家がたまに出す新刊を過剰に持ち上げるのは、読者を待たせない作家に申し訳がたたない、という理性も働いて☆4です。

流れ的に次巻か次々巻で今エピソード完結かな?

と、「次巻は☆5付けざるを得ないんだろうなー」と、とても楽しみです。エピ完結の前にダッチの過去話にどんだけ尺をとるか次第かな。

 

 

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