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#バーナード嬢曰く。 【友情篇】 評論(ネタバレ注意)

読書するのはめんどくさいが読書家を気取りたい一心で、読んだことにするふりに腐心する女子高生・町田さわ子、自称「バーナード嬢」と、その友人たちの読書語り。

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「バーナード嬢曰く。」【友情篇】より(施川 ユウキ/一迅社)

読書あるあるネタ、読書家の自意識、SF好きの友人・神林しおりとの無自覚な微百合ネタなど。

ニッチなネタながらアニメ化もされ、いつの間にか作者・施川ユウキの代表作みたいな扱いに。

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「バーナード嬢曰く。」【友情篇】より(施川 ユウキ/一迅社)

テーマがテーマだけに「この漫画が好き」であること自体、読書通でインテリ気取れるアイテムになっているメタな面も。

えーと、コンビニで漫画作品の特定テーマのエピソードを集めた総集編をたまに見かけますけど、あれの電子版というやつで、無料です。

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「バーナード嬢曰く。」【友情篇】より(施川 ユウキ/一迅社)

5巻までの、さわ子としおりの友情エピソードだけを集めた総集編で、本編ページ番号で102ページ分。

5巻までを全巻持ってる人は強いて買う必要があるかっていうともないんですけど、まあなんたって無料ですし。

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「バーナード嬢曰く。」【友情篇】より(施川 ユウキ/一迅社)

太っ腹っちゃ太っ腹な話ですけど、12/20に新刊6巻が出るので、そのプロモーションも兼ねて?という感じ。

こうして2人の関係性に絞ったエピソードだけを立て続けに読むと、どこか「スタンド・バイ・ミー」的というか、彼女たちは一緒に過ごしたこの高校生活を後年どう振り返るんだろうとか、

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「バーナード嬢曰く。」【友情篇】より(施川 ユウキ/一迅社)

特に戻りたいわけではないのに高校生が羨ましくなったり。

自分の高校時代の世界の重要な位置を占めていた友達だった連中は、今頃なにをしているだろうか。

 

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