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#ラジエーションハウス 12巻 評論(ネタバレ注意)

幼い頃にそれぞれお医者さんとレントゲンの人になって患者さんたちを助ける約束をした女の子と男の子。

男の子は約束を果たしさらに研鑽を積み天才的な技量を持つ放射線技師となり、果たして女医になっていた女の子が務める病院に遂に採用された。

が、女の子は約束どころか、男の子のことさえ憶えていなかった…男の子は平凡な技師を装いながら、女の子を陰ながら支えるのだった…

というボーイ・ミーツ・ガール・アゲインなラブコメ医療ドラマ。「今日のあすかショー」のモリタイシの現作、原作・監修は別の人。

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「ラジエーションハウス」12巻より(モリタイシ/集英社)

放射線医と放射線技師の両方が監修に。

脇役というか、病院の同僚たちにスポットを当てたエピソード群。

レントゲン被曝をネットで得た知識で警戒する「子どもの親」と、夫や義実家に「仕事をやめてほしい」と思われている女性レントゲン技師。

成長して自信をつけつつあった若手のワンオペ当直の夜を襲う、急患・急患・また急患。

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「ラジエーションハウス」12巻より(モリタイシ/集英社)

主任のおっさん技師に誘われて検査にやってきた、行きつけの焼き鳥屋の大将。

などなど。

若手のエピソード、身に覚えあるんですよね。エピソードの冒頭で既に嫌な予感しかしなかったですけど。

がんばったのに、がんばってんのに、上手くやった3つの功績は当たり前のこととして無視されて、たった一つのミスを責められて、

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「ラジエーションハウス」12巻より(モリタイシ/集英社)

一人でがんばったのになんで、理不尽だ、だったらお前ワンオペ当直やってみろや!ってなるんですけど、医療現場は人命がかかってるので重てぇですね。

お礼を言われたり、叱責されたり、フォローされたりって、仕事の上で当たり前に発生することで、漫画として特筆すべきイベントじゃないんですけど、若手の技師に感情移入にしてなんかグッときてしまいます。

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「ラジエーションハウス」12巻より(モリタイシ/集英社)

お礼、ちゃんと言えてるかな、俺。

余談ですけど、身体的にも精神的にも作者の健康が少し心配だったんですけど、あとがきによるとRIZAPやったりして健康的な食事と運動の日々を過ごされているようで、読んでちょっと一安心。

いや本当、医療漫画作家の不養生なんて笑えないんで、ご自愛ください。

 

 

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