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#葬送のフリーレン 7巻 評論(ネタバレ注意)

80年前、魔王を打ち倒し平和をもたらした伝説のパーティ。

勇者ヒンメル。戦士アイゼン。僧侶ハイター。魔法使いフリーレン。

王都に凱旋した彼らには、世界を救った功績に対する歓待と、その後の長く平和な人生が待っていた。

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「葬送のフリーレン」7巻より(山田鐘人/アベツカサ)

80年が経ち、勇者も僧侶も寿命で世を去り、戦士のドワーフも老いた中、長命種エルフの魔法使いフリーレンだけがひとり変わることなく魔法を求めて彷徨いながら、かつての仲間の死と追憶に触れていく異色のファンタジーもの。

ヒロインからしたら一瞬にすぎない間しか同じ時間を過ごせない、エルフと人間の寿命と時間感覚のギャップの哀愁を淡々と。

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「葬送のフリーレン」7巻より(山田鐘人/アベツカサ)

すごくやる気のないラッキースケベシーン。

突然現れて各所で評判で、少年サンデーのエースの座に居座った感がありますね。

北への旅路の途中、通行のために急遽、一級魔法使いの資格が必要となったフリーレン一行は、試験に参加。

という、いろいろとハンター試験みたいだった一級魔法使い試験編が終わりまして、再び北への旅路へ。

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「葬送のフリーレン」7巻より(山田鐘人/アベツカサ)

北への旅路の途中のエピソード群を集めた「コメディ&無双&しんみり」な珠玉の短編集。と言いたくなる1冊です。短編集じゃあないんですけど。

クールに見えて、言動の随所に勇者ヒンメルのパーティ一行の影響を受けているフリーレンは、まるでオズの魔法使いで心を手に入れたブリキの木こりのようですね。

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「葬送のフリーレン」7巻より(山田鐘人/アベツカサ)

南の勇者のエピソード、良いなあ。

回想も本人も淡々としているところが、また良い。

 

 

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